子育て応援

自分だけ楽しむことに罪悪感がある【お悩み相談】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

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今日はさっそくネタを提供していただきましたので回答いたします。

子育てが一段落して、もしくは最中でも「もう一度子育てをやり直したい」と思ったことはありませんか?

私は少しあります。特に長男…。本当に赤ちゃんだった頃、家の中は少し荒れていて、大きな声で怒鳴るのを聞かせてしまっていたことをとても悔やんでいます。でも、悔やんでいるけれども、大切なことは「あの時はああするしかなかった」と自分を許し、「それでも私は長男を愛している」と思い、子どもをできるだけ『信頼』することに集中することだと思っています。過去ではなく、今と未来に向けて。

題名:ピアノが弾けない
ピアノが上手くないけど好きなので、ずーっとご無沙汰していましたが、最近また弾きたいと思うようになってきました。ただ、弾く事自体が罪悪感を増殖させてしまいます。

変な話です

息子が弾けないから。

という理由です。オカシイと思われるから誰にも言えませんでした。

子供が小一の頃離婚しました。最初から無理そう、、と思っていましたが、やっぱり無理でした。
でき婚でしたし、結婚した時から会話がなく既に破綻していました。

みんながウチのダンナが〜って悪口言ったり、尻に敷いたり妊娠中お腹を触ってくれたり、産院や病気の時の病院についてきてくれるとか、ベビーカーを押してくれるとか(恥ずかしいから、と押してくれませんでした)

息子は今年立派に社会人として働いています。

なのに、いまでも私の育て方が『間違っていた』という思いで脳内がパンパンです。

↑ベビーカーを押してくれるとか〜
子供が歩いたとかいっても、うわーって、反応がなかった(一例)たった、1人で全部やって一つもああしようとか話したことが本当になかったんです。

今思えばその気持ちもわかります。突然彼女が妊娠してアレよあれよと、結婚式が決まり、それは、彼女とその母親との話で、自分は結婚式しなくていいよと一言やっと言ったのに。聞いてもらえなかった。

結婚している間ずっと、借金してだんだん膨らんで結局誰にも打ち明けられずに、アレよあれよと、離婚されてしまった。

罪悪感から逃げたくて浮気もした。

最後に息子の顔も見ずに別れてしまった。

そういう元夫の行動や、言いたいことを我慢するところが、今の息子との性格とも似ていて、元夫に対する罪悪感が蘇るのと、離婚して実家にいる間も、うつになりながらとにかく働き続けなきゃというプレッシャーで、どんなにパワハラにあっても耐え続けて働く私をきっと、そぶりを見せなくても感じ取って、一度も、反抗期というような反抗的な言動をとったことのない息子のせいかくを知りながら、好きでもない水泳をやらせ続けたり、とにかくちゃんとした学校に!と私が一方的に決めた塾や学校へ、行くように誘導したり、息子にはどうしたいの?こうしたいの?と常に聞いてあげなかった。

ピアノを習わせて欲しかった。
とそれとなく大きくなってから言われた時、(私のが実家にあるし、プールも塾もやめればできたのに)ショックを受けました。

多分要するに、

私は塾も学校も大学時代のバイトだって(家に近くて、学業と両立できるから私も安心だから)近くていいよねーって言っておけば、息子は私の言う通りほかの事は選ばないってわかっていて暗示にかけたんだ

って思うと、彼の若い時代に何でも挑戦できる自由と可能性を潰したんだと思い、
胸がつぶれます。

私といえば、子供時代、家族はそれぞれ生きている感じで、あまり私の行動に関心をもたれなかった放任だった一方、経済的には良い方だったので、ピアノや何やら習い事は多くさせてもらえ、小学生の頃はいつも家に誰もいなかった記憶が多い反面、色々やらせてもらった。

その、同じような経験をさせてあげられず、心配のあまり息子の行動に口を出しすぎて、のびのびさせられなかった事に対してどうお詫びしてよいか?もう一度最初からやり直したいと思っています。

だから、習わせなかったピアノを私がたのしい思いで弾く所を見せるのは、辛くてできないと思います。

大変長くなりましたが、どのようにして少しでも気持ちが楽になる方法はありますか?

私だけが楽になるのも悪いですけど、、!

(Kさん)

いいなぁ、ピアノが弾ける人に憧れます。8年間ピアノを習っていましたが、驚いたことに音符もあまり読めません。よっぽど才能がなかったんでしょうね~。っていうか音符が読めずに8年間ピアノやってたということ自体ある意味『才能』な気がします(笑)

******

Kさん

ご相談ありがとうございます。

ご相談文から、ひしひしと息子さんへの愛が感じられ、愛がダダ漏れしていることに私は「ほぅ…」と密かに感動しました。

Kさんが今抱えている重い悩みの元は『罪悪感』だとおっしゃっています。

そう、常に私たちの心のその底にベタ――――っと張り付く罪悪感・・・。べりっと剥がしたいものです。

でもね、『罪悪感』ってなんでわき起こるかっていうとやっぱりそこには『愛』があるんですよね。「申し訳なかった」と思うのも、「もう一度やり直したい」と思うのも、息子さんのためを思ってですよね。「わかってあげられなった」なんて、愛じゃなくてなんなのでしょう?

そんなKさんの心にフワフワと浮遊する『愛』気づくための、今回の「ピアノ問題」だたんじゃないかなと思います。

この問題が教えてくれるのは「愛の気づき」と「自分を許す」だと思いますよ。

今回のご相談のポイントは3つ

  • 自分の中の愛に気づき許すこと
  • 自分を楽しませること
  • 息子さんの問題と自分の問題を分けること

この3つだと思いました。

自分の中の愛に気づき許すこと

『全ての問題は自作自演』という考え方があります。問題を起こしているのは自分という風にとらえてかまわないですが、ちょっとずれると「ああ、私が悪いのね」と自分責めをする材料にしてしまうことがありますが、そういうことではありません。

この問題を起こして何かしら自分にお知らせしたいことがあったか?ということを掘り下げるための考え方です。

ご相談文を読むと、いろいろ今までのことで心残りがあり、元夫さんに対しても息子さんに対しても「ああしてあげればよかった」と思っていらっしゃるようですね。

それって私はとっても素敵なことだと思います。過去には戻れないですが、過去は変えられると思います。

もちろん過去に起こった事象を変えることはできません。だけどね、過去に起きた事象をどう捉えるかによって、過去は変えられるんです。

あの頃のKさんは精一杯だったと思います。一生懸命だった。目の前のことを夢中でこなしていた。それは間違いないと思います。

それをまず褒めてください。とことん褒めてくださいね。

「自分許すまじ!」と思っていると、それが外側の世界に投影されていきます。許せないことばかり目についてきます。他人にも厳しくなることも多くなると思います。

あれもこれも許せない。許せない自分も許せない…と負のループにはまります。

「自分ゆるすまじ!」と思っていると、ほらやっぱり私が悪い!!ということが目につき、時には作り出します。

ピアノを楽しもうと思ったら、息子さんの声が聞こえてきたんですよね?

それとなく大きくなってから…って…どれだけ切実だったんでしょうね?その場にいないから私にはわかりませんが、この言葉を大きくしているのは、Kさんの罪悪感だと思います。(もしかしたらそれほど切実じゃなかったかも?本音はわかりません)

後悔はつきません。後ろばかり見ていたらそればっかり見えますからね。

自分の愛を感じてみてはどうでしょうか?

自分を楽しませること

Kさんはどうも、自分が幸せになることを許せないようです。

私は人は皆『幸せになる義務』があると思っています。人は誰でも「誰かの喜びになりたい」と思っています。そうできない自分を責めて罪悪感を募らせていきます。

だからね、まずは自分が幸せになることだと思うんです。そうするだけで周りの人に幸せが伝染していくんです。

不機嫌な人がいたら「なにか私がやってしまったのではないか?」と不安になると思います。だけど。幸せそうな人がいたらなんとなく幸せになるでしょう?それが近しい人だったらなおさらだと思うんです。何かしてあげた時にその人が幸せそうにしていたら「私も誰かの喜びになれた」と思うものです。

だからまず、自分が自分を幸せにすることだと思います。

だからね、ピアノ楽しんでください。いいと思いますよ。自分をまず喜ばせることは。

息子さんの問題と自分の問題を分けること

それでも、自分が楽しんでしまうと息子さんが悲しい思いをするのではないかな?という心配ですが…

それは、息子さんが考えることだと思いますよ。

それは母の愛であることは間違いないんですけど、息子さんの気持ちまでは…関与できないんじゃないかな?と思います。

息子さんが本当にピアノがやりたいと思えば今からだってできますよね?

それは息子さんの選択です。お母さんがやらせてくれなかったからもうピアノができないと思うことは、それ…ちょっと問題を他人に任せてしまっています。

そして、そう思うだろうと思うKさんもそう思って欲しいと思っている気がします。厳しいことを言うようですが、息子さんといえども、自分ではない他者です。他者の気持ちや選択までコントロールはできないと思います。

息子さんのことは息子さんに任せましょう。信頼しましょう。

幼い子どもは95%は大人の都合で生きています。みんなそうです。保護されているという利点があるんです。もちろん『好きなことが100%』できないというデメリットもあるかもしれないですが、それは本人が成長するにつれて折り合いをつけていくことです。

Kさんも子どもの時代がありました。いろんなことに折り合いをつけてここまで来ました。折り合いがついていないことがあるかもしれませんが、それを誰かにどうにかしてもらうことはできないんですよね。

責任がありますが、同時に自由もあります。

息子さんも自分の問題に責任が持てるんです。とても自由だと思います。

問題が教えてくれたことはなんでしょう?

Kさんは自分が息子さんを暗示にかけたり、好きなことをさせなかったりを思い悩んでいますけれど、本当にそうなのかどうかは別にして、それに気づけたことはとても大きいことだと思いますよ。

そのことを心に置いて、そしてどうしたいのか?を心に聞いてみてくださいね。

>>私の育て方が『間違っていた』という思いで脳内がパンパンです。

子育てに『間違い』も『正解』もないと思いますよ~。どうやったら正解かはどう転んでもわかりません。どこに誰に正解を決めてもらうのかもわかりません。

正しさの反対は「幸せ」なんですって。だから正しさを選択するのではなく「幸せ』を選択してくださいね。

母は、とにかく「健やかに」と祈ることしかできないと思います。もう自立した大人なんですから、自分の問題は自分で解決していくでしょう。

何かあったらいつでも戻ってきていいという居場所を作ってあげることしかできないと思います。

息子さんとの間に少し濃いめの線を引いてみてくださいね。

心を開く、その時が来たんだと思います。

子どもは誰でもお母さんの役に立ちたいと思っています。息子さんもそうですよね?大変そうなお母さんを心配させたくなくて、反抗期もなくずっと過ごしてきた。それも息子さんの愛ですよね?そうやって「お母さんを喜ばせたい」と思ってきたんだと思います。

息子さんが社会人になって、少しKさんにも心に余裕ができたのかもしれません。だからピアノを楽しみたくなった。

だけど、今までのことから「自分だけ楽しむのはちょっと…」と思う心の癖が出てしまっているだけだと思います。

>>ピアノを習わせて欲しかった。

こう言ってくれたのって、ショックだったかもしれませんが、自分の思いを口にしてくれたって喜ぶところじゃないかな?と思います。

Kさんは自分責めの癖があるから「責められた」と思ったかもしれませんが、あまり多くを話さない息子さんが自分の思いを口にしてくれたことを喜んでもいいと思いますよ。

心を見せてくれたってね。

だから、今Kさんが感じている息子さんへの思いを、感謝を書いてみたらいかがでしょうか?

渡しても渡さなくてもいいと思います。思いを書くだけでも気持ちが解放されると思います。

是非やってみてくださいね。

ネタをありがとうございます。
参考になれば幸いです。

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