2年前~去年くらいまで毎日毎日イライライライラしながら過ごしていた。そのイライラっぷりは体力を奪われるほどで、もう若くもないからホトホト疲れてきた。
会社の人間関係から始まったような気がしたが、よくよく考えれば色々なことが合わさって、絡み合って、釣り糸が絡まっているような状態で、もはやなにがなんだかわからなくなってしまっていた。
ひとつひとつその絡まりを取らなければならない。
それまでは「まぁ夫婦なんてこんなもんでしょ」と思っていたが、実は自分は夫に対してものすごい感情がたまっているのでは?と思った。
もちろん時々頭にきて怒鳴り散らしていたが、その怒りはずっと心の底にくすぶり続け、ちょっとしたきっかけで再燃することが増えていった。そのきっかけは夫とはまったく関係ないことだったりもする。
夫は自由人
夫の話を友人にすると
ひどいご主人だね。離婚しなよ。
という人や
面白い人だね~
という人もいて、聞く人によって評価が分かれるのである。
たまに夫を擁護する人もいる。例えば私の母とか。
人の評価なんて見方を変えれば完全に違う人格になるのだからどうしようもない。
夫を一言でいうと『自由人』
コミュニケーション能力は低くはないが、とりたてて友だちもいないし、それが寂しいということもないらしい。
自分のお給料は「なんか知らないけど毎月なくなっちゃうんだよ」と言って家には入れない。子ども給付金も使っちゃう。そして悪びれた様子がない。
仕事が休みでも子どもを連れて公園に行くということもしない。行ったとしてもずっとスマホを見ているらしい(子どもが言っていた)
夫と子ども二人でショッピングモール等に行くと75%の確率で次男が迷子になる。長男に訊くと「気づくと父はいない」そうである。
みんなでディズニーランドやUSJに行っても、端で仕事の電話をしているか、一人でどこかへ行って「あのアトラクション面白かったぞ!」と上機嫌に話す。
こう書くと面白い人風だな…。
ウラミツラミをどんどん出してみた
他のことも重なり私の息が苦しくなってきたので、とりあえず今までの『ウラミツラミ』を書き出してみた。
それはそれは出てくるわ~まぁまぁ細かいことまでよく覚えておるね!我ながら!
それでも舅が生きていた時は介護でそれどころじゃなかったから、考える間も感じる間もなかったんだろう。舅が他界してから夫に対してイライラすることが増えていったことは間違いない。
そして出てきた『ウラミツラミ』をジャンル分けしてみた。
◎ 介護のこと
◎ 子育てのこと
◎ 家事協力のこと
◎ 言動のこと
◎ 趣味のこと
◎ 時間のこと
◎ お金のこと・・・
この『ウラミツラミ』を解消するためにはどうしたらいいのだろう?と眺めていてふと気づいた。
3行に1回はお金のことが出てくるね。
ってことはお金をもらえればなんか「お金もらっているからオッケー」と思うのではないか?と。
私はお金をもらっていないのがただ不満なのではないかと?
夫はやはり上を行く
素晴らしきかな!金銭感覚の違い!!そして「それじゃ、私がやっぱり一人でがんばらなきゃいけないってことでしょ?」と思ってしまう…。
なんだよ!なんだよ!!人が相談しているっていうのに全部否定しやがって!!こっちはずっとがんばって来てんだよ!!介護だって子育てだって!!介護うつだかなんだかしらないけど、自分の親だろ??ちょっと私がおじじにきついこといったら「人の親によくそんなこと言えるな」とか言いやがって!!あんたの親を介護してんのはこっちだよ!!しかもあんたたちの借金返したのこの私だからな!!文句言ってんじゃないよ!!むしろおじじとは信頼関係があるから言えるんだよ!!おじじは私がいなきゃなにもできないからな!!朝だってな、毎朝4時に起きて走りに行くのはすごいなって認めるよ!だけどな!そのあと「疲れた…」ってなんにも動かないよな?私が家の出るのは7時前だよ。しかも長男連れて次男を保育園送って、いったん家に戻って長男と家を出る。その間あんたは何やってんの?家出るのが何時か知らないけど、のんびり飯喰ってんじゃないよ。なんかあるでしょ?子どもの着替え手伝うとか、学校に行く準備を促すとか、っていうかなんであんたがいるのに長男が「ととはいやだ」といって私に付いてくるのか考えたことある?「俺は走ってきて疲れてる」ってさ、それただの趣味だよね?仕事じゃないよね?もし仕事だったとしても家にお金入れないんだからそれはそれでまた腹立つけどな!!そもそも私が「仕事辞めたい」って相談した時、あんたなんて言った?「別にいいよ、収入を減らさなければ」って言ったよな!それって夫婦でいうセリフ?助け合うみたいな精神はないわけ?でもいいよ、収入を減らさなければいいんだろ?やってやるよ!!っていうかさ、この家の名義も私一人なんだし、私が出ていけって言ったらどうするつもりなんだろうね! いつか一番ダメージ与えれる方法と時期に離婚してやる!
と怒鳴り散らしたことはないけれど、内心こうやって怒っていた。本当に怒っていた。なにもかもに。自分は被害者だと。かわいそうな自分だと。
冷静になってみると
出るもんが出ると、冷静になるもので、なんでこんなに夫に腹が立つのかなと思い始めた。
あの時出した答えは「夫に興味があるからだ」だった。
好きの反対は嫌いじゃない。無関心だ。
いずれにしても、感情的になるのに疲れたから、嫌いだ嫌いだと心をざわつかせるのをやめようと。好きも嫌いも一旦休もうと…。
無関心になろう。
そしたら、私が作った夕飯を食べずにその目の前で、カップラーメンとかコンビニ弁当を食べられても、無関心だったら腹も立たないだろう。
ゴミ出しをしてくれる便利な同居人ととらえれば、特に問題はない。ゴミ出ししてくれるだけでありがたいと思えばいいのだから。
そうして私の無関心修行の日々が始まった。
※ここまで書いておいてなんだが、すべて私目線の見解であり、夫目線からみたら全く違う景色だろうということは明記しておきたい。