私の愛するBUMP OF CHICKENのギターボーカル/作詞作曲の藤原基央氏が結婚を発表した。
マジで叫んだよね。朝っぱらから。
結婚ってなんだろうね~といつも思っている。
基本的には『結婚』自体は”国が定めた契約”と思っている。色々便利だったり、制約があったり、契約不履行すると法的に罰せられたりする、社会的に秩序を守るためのもの…みたいな考え方をしている。
だからといって「結婚には夢がない」とか「利益を得るには結婚した方がいい」とも思っていないんだけど。
『結婚』の中にはいろいろ含まれていて、その中で大多数が、大切に思い重視しているのが「信頼できるパートナーシップ」なんだと思う。だからこそ慎重に相手を選ぶし、とりあえず交際してみて様子をみたりする。
「信頼できるパートナーシップ」だけを重視しているのであれば『結婚』はしなくてもいいんだよね~。
だから「形にこだわらない人たち」という人たちも現れるよね。特に最近は。
でもね!そんな『強い』人たちばかりじゃない。
周りの目も気になるし
家族だって安心させたいし
社会的に信用されなさそうだし
浮気しない保証もないし(結婚してても浮気はするけどね)
そういう『結婚』に安心感とか、社会的通念を持つことは悪いことじゃない。
縛りは時に安心感はある。とことん自由は辛いことの方が多いかもしれない。
そんなことを考えていて、自分の結婚の顛末を思い出して私はどうしたかったのだろう?と考えた。
交際0日でプロポーズされた
もともと夫とは職場が一緒だった。お互い出向同士だったので会社は違う。
はじめて夫を見た時の印象は「この人はないな」だった。ビビッと来ることもなかったし、範囲でもなかったし、好印象もなかった。
でも、なんだかもう忘れてしまったけれど「この人いいな~」と思った瞬間があったんだろう。
ある時、私が夫に何か手助けになることをして、そのあと「お礼にうなぎをごちそうしますよ」と言われたので、ヨシ!と気合をいれた。しかし…一向に実現しない。グイグイの私はちょくちょく「うなぎまだですか~?」と押していたが、「暖かくなってからにしましょうか?」「夏休みくらいがいいですかね?」「暑いから涼しくなってからにしましょうか?」となんだかんでで先延ばしにする。
これは…なんだかかんだと行く気ないなと思った私はさっさと押すのをやめた…という矢先、私の会社が撤退することになり、それを機に私は会社も辞めることにした。
仲がよかったので、相談するという体でファミレスに呼び出した。初めて誘いに乗ったのがこの時だった。
で、かくかくしかじかで会社を辞めると話をしたら「ふーーん。そうなんですかぁ」と反応が薄いので腹が立って
「私に会えなくなるのが寂しくないんですか?この私に会えなくなるんですよ??私はあなたに会えなくなるのはとても寂しいです!」と言ったところ…
「別に寂しくないですよ~。結婚すればいいですよね?結婚しましょうか?」と言われたので
「結婚します!!!」と即答して結婚することになった。
そこまで「この人と結婚したい!」思っていたかどうかはもう忘れてしまったけれど。
もしかしたら「会社を辞める」という不安感を「結婚をする」という一見未来が明るいみたいな代用品で埋めようとしたのかもしれない。
あーだこーだ考えないのも悪くはない
でも、まぁいわゆる「結婚前提にお付き合いしましょう」っていうヤツだよね。そんなに珍しい話でもないかも?
それでも、その人がどういう考え方をもっているのか?とか、借金があるのか?とか、宗教とか、家族構成とか、なんだかんだとか…ってわからなかったから心配だったし、結局、結構な借金もあったし、宗教的なこともあったし、付き合ってみてこの人大丈夫かな?と思うことも多かったし、やっぱり結婚辞めようかなと100回くらい思ったけど、結婚しちゃったよね。
夫が結婚式に親戚を呼ばないのも怖かったし(笑)
結婚は人が作る共同体の一番最小のもの。
価値観が合うとか合わないとか
金銭感覚が合うとか合わないとか
社会的常識が合うとか合わないとか
子どもが欲しいとかいらないとか
そういうことを全部すり合わせて、共有意識をもってからでないと始められないものでもないかなぁと思う。
恋愛はface to face
結婚はside by side
夫婦は向き合う必要はないのかな~と今は思う。
同じ方向を向いてただ横にいればいいのかなと。
夫婦だから同じ教育方針でとか
夫婦だから全て共有でとか
夫婦だから同じ価値観でとか
言い出したらキリがないけれど、そもそも他人同士、そんなになんでも一緒じゃなきゃダメなのかね?
交際期間が長くお互い分かり合ったもの同士でも離婚するときは離婚する。
昔のようにお見合いで出会って好きでもないのに結婚しても、生涯幸せに暮らしたりもする。
結婚ってなんだろうね。
私はなんか不安しかない結婚のスタートだったけれど、結婚初日から構築していけばいいのでは?と思っていたということもある。(思い込もうとしていた?)
今、結婚13-4年くらい?ちょっとわからないけれど、浮き上がったり沈んだり、そっぽ向いたり、近づいたり…まぁ忙しいけれども、それなりに進んでいるのだろう。
過去を見れば後悔するし
未来を見れば不安になる。
だったら今私の横にいる宇宙人を横目で見つつ、前を向くか。
ついて来られるんだったらついてくるがいいさ!って上から目線(笑)
いつまでもどこまでもついていきます…って言ってみたいもんだな。
ともあれ、藤原基央様、ご結婚おめでとうございます。