モラハラ夫に悩む日々を送っていませんか?解消するには重い悩みかもしれませんね。この問題が解決されるには長い時間がかかるかもしれません。でも解決策は必ずあります。
夫の心理を知って、あなたが冷静な対処方法を身に着ければ、だいぶ気持ちが楽になるんですよ。
ほんのちょっとしたことで激高したり、勢いよくドアを閉めたり、「お前は楽でいいな」とか「稼いできているのは俺だ」とか言ったりして…。
下手したら何日も無視されたりしてね!
あ~こわいコワイ。あ~めんどくさいメンドクサイ。
正直言って、モラ夫はこの先も変わりません。今のままです。あなたがどんなに努力して歩み寄っても、なだめても、ご機嫌を取っても、言うことを聞き続けても、モラ夫はモラ夫です。この先夫婦生活が続く限り…。あと何年?20年?30年?もっと?
それだったらできることは一つです。
状況はどうであれ、あなたがあなたのためにこれからの人生生きることです。
モラ夫に付き合っているとあなたの人生を持っていかれちゃいます。取り戻しましょう!マイライフを!!
この記事では、モラ夫の心理を知り、分析し、そのデータを元にあなた自身で攻略方法を導き出し、幸せなあなた自身の人生を取り戻す方法が書いてあります。
なぜモラハラするのか?
日本の男はモラハラ気質が強めだといわれています。もともと「パーソナリティ障害」といった人だけでなく、そういう障害がなかったとしても、ふとしたきっかけで「モラハラ気質」がムクムクと育ってきてしまうことがあるんですよね。
でも、なぜモラハラするのか?と不思議ですよね。結論から言えば…
1.自分の劣等コンプレックスを隠すため
2.誰かをいじめることで脳内モルヒネが分泌されて気持ちよくなっている
3.本気の『自己愛性人格障害』である
といったところだと思います。
劣等コンプレックスの塊
まず、その心理を探っていきましょう。モラ夫はモラハラをするのには目的があります。その目的を果たすための存在があなたです。
その目的とは、自分の弱いところ、劣等コンプレックスがばれたくないために、相手を支配しようと脅しているのです。完全にモラ夫の都合です。
妻は夫の所有物でもないし、支配される存在でもないんですが、モラ夫はなんだかんだと論理的ではない理由とつけて、いちゃもんをつけ、そのいちゃもんのホコロビがばれそうになると、「お前が俺をこうさせたんだ」と責任転嫁をします。
そうしなければ、自分を保てないからです。
素直に誤りを認めてしまうと、相手からバカにされたり、下に見られたりするのではないかと、極端に恐れているのです。
もちろんそんなことはないのですが…
いじめっ子の心理と同じです。自分が劣っていることがばれないないように、攻撃できそうな相手を本能的に見つけ出し、とことん貶め、自分が誰かより上であると自分自身に思い込ませようとしているのです。
もちろん無意識でしょうね。本人は本気で「相手が悪い」と思っています。相手が悪いから言っている、やっているだけで、自分は悪くないと。常に自分が被害者です。もしだれかに「あなたが悪い」と言われようものなら発狂して、もっと問題行動を増やすでしょう。
夫の劣等コンプレックスを解消できるのは本人しかいません。あなたがどうしようと夫の劣等コンプレックスがなくなることはありません。おそらく専門家が必要になってくるでしょう。専門家だって方法を教えてくれるだけで、結局本人が「変わりたい!」と思わない限り変わりません。
要するに、あなたにはモラ夫の劣等コンプレックスをどうこうできないということです。
脳内ホルモンに支配されている
人はみな、脳内ホルモンに感情を支配されているといっても過言ではありません。感情や気持ちは自分で動かしていると思っているかもしれませんが、結局は脳内のホルモンが動かしているんです。モラ夫もしかりです。
おそらくあなたも訊いたことがあると思います。ドーパミンとかセロトニンとか…。特にドーパミンは脳内麻薬とも呼ばれて、これが分泌されると気分が高揚し、気持ちよくなります。
有効的に使えばいいホルモンですが、ホルモンにはたいてい2面性があり、良くもあれば悪い作用も出てきます。
ドーパミンは種の保存の欲求が満たされた時に分泌されます。お腹がいっぱいになったとかセックスをした時などですね。その他でも人として集団で生きていくためのルールを守らないものに制裁を加えて、それが『正義』と思い、その正義達成欲求や、自分は社会から認められることをしたという承認欲求が満たされた時にも分泌されます。
「間違っている人(あなた)を正してやった」「自分(モラ夫)は正しいことをしている」と感じることで脳内にドーパミンがドバーーーーと分泌され気持ちよくなっているのです。
そもそも、その正義が間違っているのでどうしようもないのですが、ドーパミンが分泌されちゃっているので気持ちがよくなり、そのことに本人も気づかず、脳内麻薬中毒になってしまっているのでしょう。
あなたを「ルールを犯し間違っている人」と自分の脳に思い込ませ、自分のドーパミンを分泌させるために使っているのです。
なので、やっぱりあなたにはどうしようもないのです。まずその『正義』のはモラ夫一人のルールの中の正義であり、大体が独りよがりなのですから、それに従うもなにもないし、そもそもモラ夫一人の世界なので、あなたがルールを犯したかどうかの判断はあなたにはできないのです。
自己愛性人格障害であるならば…
うちの夫はモラハラ夫かも…と思った時点で色々検索すると、早い段階で知ることになるこの障害名だと思います。これだったらなかなか難しいです…。これもやっぱりあなたにはどうすることもできないのです。
- 人より優れていると信じている
- 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
- 業績や才能を誇張する
- 絶え間ない賛美と称賛を期待する
- 自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
- 人の感情や感覚を認識しそこなう
- 人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
- 人を利用する
- 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
- 嫉妬されていると思い込む
- 他人を嫉妬する
- 多くの人間関係においてトラブルが見られる
- 非現実的な目標を定める
- 容易に傷つき、拒否されたと感じる
- 脆く崩れやすい自尊心を抱えている
- 感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える
世のモラ夫が全員自己愛性パーソナリティ障害であるとは限りません。もしそうだったとしても、強弱の違いもあるでしょう。
人は誰でも人よりちょっと優れていると思いたいから、それを誇示しようといわゆるマウント行為をすることもあるし、自分が成功したら…と夢想することもあるでしょう。
でもそれって度合いの問題です。最近はなんでも『○○障害』と名前が付くことは増えてきました。障害名を付けられるのを嫌う人も多いですが、生きにくく感じている人とっては、少し安心する材料になったりもします。
例えば、そうあなた。「あなたの夫は『自己愛性人格障害』ですよ」と診断されたら「ああ、そうかあれもこれも障害のせいなのか」と思えて少し気持ちが楽になるかもしれません。
だって、『障害』なんだからどうしようもないですもんね?
結局、あなたにはどうすることもできないんです。
なぜモラハラされるのか?
モラ夫側の事情はわかりました。ではあなた側はどうでしょう?
一般的にはモラハラ気質のある人を無意識に惹きつけてしまうというジャンル人たちがいます。
おそらくあなたも当てはまるかもしれません。
モラハラ被害者になりやすい人って?
いじめの問題があるとこう言う人が現れます。
という人いますよね。いろいろな考え方があるとは思いますが、個人的にはいじめられる側には問題はないと思う派です。いじめられていい理由はないです。いじめていい理由もないです。何をもって”問題”と言っているのかはわかりませんが、いじめられないようにする方法はあると思っています。
人はなぜいじめをするのかを考えればなんとなく答えは出てくると思います。いじめをする人の快楽ポイントを、いじめたくなるポイントを突かせないようにすればいいのです。
もちろんモラハラも一緒です。
モラ夫がモラハラしたくなるのは、自分の劣等コンプレックスをモラ夫独自の方法で解消する相手になると認定した相手だけです。
どういう人がそのターゲットになりやすいのでしょうか?
- 我慢強い
- 責任感が強い
- 犠牲的愛(献身的)を持ち合わせている
- 経済的に弱い立場にある
細かく言えばこういうことになると思います。
要は上記4ポイントを持ち合わせている人は、”愛”を持って夫に接し、そして何をされても逃げないであろうという、ある一種の安心感をモラ夫に与えてしまっているのです。この純真な心をモラ夫は利用しているのです。
と思っていませんか?
ごめんなさい…きつい言葉かもしれませんがモラ夫の思うつぼです…。
責任感は悪くないが悪用される
責任感を持つことはもちろんいいとこだと思います。無責任な人ってちょっと困りますからね。でも、モラ夫に対しては使い分けが必要になってきます。
社会的に、人としての責任感はもつべきだし、今まであなたが培ってきたあなたの人格やその責任感は捨てないでください。それはもちろんそのまま大切にしてください。
ただ、その責任感をモラ夫は利用しています。無責任になれないのを分かっているからいろいろやらせるんです。
例えば、よく聞くこういうモラハラ…
自分は具合が悪くなると声を大にして「病人を敬え」とばかりにますます尊大な行動をとるのにもかかわらず、あなたが具合が悪いと、具合が悪いということだけで不機嫌になり、具合が悪くなったことを責め、そしていつもと変わらない、もしくはそれ以上の要求をしてくる。
ということありませんか?
そんな時あなたはどうしていますか?
おそらくこんなところじゃないでしょうか?
いやいや…具合が悪いときは休みましょう。それって、「どんなに具合が悪くても会社にはいきます。だって迷惑はかけられないし、休むとなんとなく心象も悪いし」と言っているのと一緒です。これが優良企業だったら「休んでください」というでしょうが、あなたが所属しているのは最たるブラック企業です。使いつぶそうが何しようが退職しないと高をくくっているのでできるだけ、こき使います。
責任感もほどほどに、そしてその責任感を発動する場所とタイミングを冷静に見分ける術を身につけていきましょう!
相手は変わらないから、あなたのキャラを変えよう
何度も言う通り、モラ夫は変わりません。じゃ、どうすればいいのか?
それは、モラ夫が持っているあなたの印象を変えていきましょう!いわゆるキャラチェンです。それはじわじわやっていきましょう。
モラ夫はあなたが逃げないと思っています。それはあなたが逃げないキャラだと確信しているからです。もしかしたらあなたは離婚を考えているかもしれませんが、モラ夫に完全に冷めた感情を持っているかというとそうでもないのかもしれません。
本当に冷めてしまうと、その存在自体が見えなくなってくるはずです。自分の未来のために集中しなければならないので。まだモラ夫の存在が気になり、腹が立ったりとか世話を焼いていいたりするのであれば、ここからは意識的にキャラを変えていきましょう。
ドラえもんの道具で『キャラクターシール』というものがあります。そのシールをおでこに貼ると、実際のキャラクターは変わっていないのに、周囲の見る目が変わるという道具です。
例えば『がり勉シール』を貼ると、まんがを読んでいても「たまにはまんがもいいわよね」とママに言われる…みたいな。実際はまんがばかり読んでいるのにもかかわらず。
お話の最後には『無敵シール』を貼ったのび太が隣町の相撲チャンピオンと対戦しなければならない状況に陥ります。もちろん本人の中身は変わっていないので、実際たたかったら負けることがわかっているのでのび太は超ビビります。でもはがしスプレーをなくしてしまいシールがはがせないでいるのです。
その間、相手の相撲チャンピオンがのび太を見てどんどんビビっていきます。
チャンピオンが震えている→武者震いで、相手が強ければ強いほどやる気になるタイプ
震えているのび太→武者震いをしている!そんなに強いのか?とチャンピオンは勘違い
のび太がビビりすぎて泣き始める→これからコテンパンにしてしまう相手に同情して泣いている!!とみんな勘違い
という風に相手が勝手に『のび太が強い』と勘違いしてくれます。
最終的には土壇場でドラえもんがシールをはがしてくれ、チャンピオンも本当は弱いと気づき立ち会ってきますが、あまりにも勢いが良すぎて、よけたのび太に反応できず、ひっくり返ってのび太の勝ち!というオチになっています。
といったように、あなたもあなたのおでこに『無敵シール』を自分で貼ってみてください。
すると、あなたの中身、性格は変わっていないのに、モラ夫が勝手に「こいつはもうおれの言うことはきかない…」と判断し離れていくでしょう。
対処方法
とはいっても、あなたの家にはドラえもんはいないと思います。なのでまずはシールを作りましょう。
まずは夫を観察しよう
シール作りはモラ夫観察から始めましょう。すべては感情を抜きにして冷静に、観察日記をつけます。
なぜかというと、理由は2つあります。
- 自分が冷静になるための手段として
- モラ夫の行動言動を客観的に調べるため
です。頭の中だけですると難しいので、実際にメモを取ることをお勧めします。
ちょっと前に流行った『メモの魔力』という本をご存知でしょうか?
前田裕二さんの著作で、とても参考になります。このメモの取り方をモラハラ用にアレンジして使っています。
まずは自分の気に入ったノートと4色ボールペンを用意
見開きページの左側は、黒インクで『モラの行動のファクト(事実)』をメモ
見開きページの右側の左側半分には、緑インクで『その時のあなたの感情』をメモ
見開きページの右側の右半分には、青インクで『そしてあなたはどうするか』をメモ
大事なことは赤インクでメモ
ネットで『メモの魔力』と調べるといろいろ出てきます。
実際の本はこちら↓
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是非試してみてください。冷静になるには物事を俯瞰して見るのが一番です。
夫のタイプを分析しよう
データがたまってきたら、分析を始めましょう。ここで夫がどういうタイプのモラ夫なのかを分析します。
☆ たたただ闇雲にかまってちゃんなのか?
☆ どういう劣等コンプレックスを抱えているのか?
☆ 社会的立場を気にしているのか?
☆ いじめることにより、快楽を感じているのか?
等々・・・
ここではなるべく(かなり難しいですが)自分の思い込み排除するようにしましょう。
分析は結構楽しいです。ぜひこの分析を面白がってやってみてください。
夫が怒るポイントを箇条書きしよう
データがたまってきたら、どういうタイミングで夫がモラハラを始めるのか箇条書きにしていきましょう。
上記で作ったメモ見ながら書き出していきます。
意外に『お腹が空いているとき』なん言うのが多かったりする場合もあります。
お金の話に過剰に反応するとか、子どもの話をしようとすると激高するとか…。それはそれぞれ違うと思います。
そうすると、夫の怒るポイント(劣等コンプレックス)、いわゆる地雷がわかってきます。
怒らせないのではなく、怒った時の自分の気持ちを想定しよう
その地雷を冷静に判定できたら、ここで重要なのはその地雷をよけて生活しましょう…ではなく、その地雷を踏んでしまった時に、あなたがどういう表情をし、どういう言葉を発すれば効果的なのかを箇条書きしていきます。
重要なのは、怒らせないことではなく、怒った時の自分の気持ちです。
きっと嫌な気持ちになると思います。そこでその気持ちにならないために、あなたが何ができるかを書き出していきましょう。
夫がどうするかではなく、あなたがどうするか?です。
自分の気持ちが一番大事です。どうしてこんないやな気持になったのかをとことん考えていきましょう。
想定されたパターンの時の表情や返事を練習しよう
ここまでで、たくさんのシミュレーションができたと思います。次に実践です。
無敵シールの完成間近ですよ!
モラ夫が怒る想定と、その時の自分の気持ちが想定出来たら、そのパターンごとに、表情をつけていきましょう。
あなたの周りにもいると思います。ちょっと近寄りがたい人って。あまりあれこれ聞いちゃいけないんじゃないかな?という感じの人。向こうは怒っているわけでもなんでもないのに、話しかけても盛り上がらない人っていません?
目指すはそこです。
作る表情は大まかに言って3種類しかありません。
- びっくりした顔
- きょとんとした顔
- 呆けた顔
の3種類です。怒った顔や、悲しい顔、むっとした顔、おろおろした顔などは排除してください。特に真顔は禁物です。真顔は「こいつ攻撃的してきやがった!」と思われる可能性があります。
そして返事は「あ~」か「う~ん…」です。同意したと思われないよな言い方が重要です。
わたしはたまに、絶対賛成できないことに関しては「そうなのかな…?」とつぶやくことはありますが、こちらの意見は一切言いません。こちらの思いや考えなどは一切口にしません。
あまり多く話すと、隙が増えますので、どうしてもいわなければいけないことがある場合は、なるべく短い言葉でズバッというようにしましょう。
そして、想定したモラ夫の態度や行動にはどのパターンが適当かをどんどん研究していきましょう。
まとめ
どうでしたでしょうか?『無敵シール』の作製はできそうですか?ここで重要なのは、実際に強い性格にならなければならないというわけではないということです。
あなた自身はそのままでいいんです。
あなたの態度や表情な口調で、あなたの『モラ夫専用』の無敵シールで立ちむかいましょう。
一番いいのは『何を考えているのかわからないし、入り込めないミステリアスな雰囲気』を醸しだすのがいいですよ。
かくいう私もいまだにおでこに怒りマークが出ちゃうこともありますが、あまり急速にキャラチェンをすると、モラ夫に悪印象を与えることもあるので、様子を見ながらじわりじわりと勧めていってくださいね!
応援しています!