自分掘り

カンニングな人生の振りかえり【ただの日記】

もじゃもじゃ頭の熟妻カウンセラーの山本春野です。どうぞお見知りおきを。

種から育てているドライフラワー用のお花がわっさわさと咲き誇り、ちょっと気分がいい秋の日です。

千日紅のドライフラワーは売るほどあります。誰かに言えば「メルカリで売ればいいじゃん!」と言われるんだろうなと思うんだけど、売る気にならない。

なんでだかわかるぅ~?

「売れるほどすごいもんでもない」と思っているからですね。

「売ってみて全然売れなかったら悲しいから売らない」ということもあります。

「売れたとしても「こんなもんか。高いな。買わなきゃよかった」と思われたらどうしよう」という不安もあります。

わかるわかるぅ~と思ってくれたあなた。握手したいです。

いやいや、そんなこと言ってたらなんもできないじゃん!と思ったあなた。そうなの。それはわかっているの!

カウンセリングを受けたとしたら、完璧主義とか、自己肯定感の低さとか、今を見ていない(今できることをやる)ってなことを言われるのもわかっているのよ~。

それでもやっぱり、やるかやらないかは私の選択で。
魂が望む方へ行きたいと思います!(そんなおおごとな話でもない笑)

今日はちょっと思い出話を兼ねて、自分で自分を認められない根深い問題について「カンニング」を通してのお話。

カンニングってしたことある?

カンニングって日本語英語だって知った時とっても驚いた。

カンニングってあれね、テストとかでずるすることね。元々英語の意味は「ずる」だった気がする。

ずるって言う日本語もなんかすごいね(笑)

私はとってもお勉強ができなかったので、テストの時に隣の席の子の答案を盗み見ていました。ごめんなさい。

「お勉強ができない」ことは正直学校では明白だったわけだから、なんでカンニングをしてまでも、少しでも点をあげようをしていたんだろう?って疑問に…思いません。

勉強ができない自分を少しでも取り繕いたかったんだよね~。
先生に叩かれたくなかったし、お友だちにバカだねって言われたくなかったし、要は傷つきたくなかったんだろうね。

でもカンニングしてんのに、結局成績は下の下だったんだよね。

何かをごまかして、自分を認められなくて、とにかくそれをどうにかしたかったけど、その術がわからなかったから、カンニングしてたんだろうね。

三つ子の魂百までとはよく言ったもんで、この「ごまかし精神」と「バカがばれないようにカンニングする」という癖はどうも直らなくてねぇ…。

でも、他人には大概はバレているっていうことも最近知った。
それはそれでもっと恥ずかしい!

バカの定義っていうのもそれぞれだから、私が思う「バカ」は誰かにとっては「愛らしい」ところだったりもするのよね。

はい。

『欠点で愛される』とよく言うでしょ。だから欠点(だと自分が思い込んでいること)を隠し続けると、誰かが愛したいと思っていても「愛させてくれない」って感じることはあるだろうね。

私の尊敬するMくん

そうやって、カンニングしているのに成績が下の下のまま、私は中学校に上がります。

そして中学校でも隣の人の答案を覗き込む習性は辞められず。なのに点数は平均点のはるか下というのも安定的でした。

中間試験とか期末試験っていうのがあると、テストが返される日というものがあって、その場でなんか先生が正解を言うみたいな時間あったよね?

あの時って、たいていの子が紙を折ったり、なにかを置いたりして自分の点を隠すっていうのが定番だったの。(私の周りだけかな?)

もれなく私も隠していたんだけど、中2の時に隣の席のMくんはいつも点数を隠していなくて…。

で、点も0点とか、10点とかがほとんどで…。

バカがばれたくないと心から思っていた私は、その堂々たる姿に感動したんだよね。

で、一回訊いてみたの。

「なんで点数隠さないの?点がいいのであればわかるけど、そんな点なのに?」と。

そしたら…

「自分で取った点を隠す必要はない。これが自分の精一杯なんだからそれでいいだろう?」

と。

彼の本意は何だったのかはわからない。強がりだったのかもしれないし、本当に悟りを開いていたのかもしれない。

人は見たいものを見るし、聞きたいように聞く。

私はその時心底、Mくんのようになりたいと思ったんだよね。

自分がどうであれ、なんであれ、ベストを尽くしたのであればそれでいいではないか。

その後、私はカンニングをやめた…

と言いたいところだけれど、全然やめられなかったよ(笑)

今だって「間違えたくない。バカがバレたくない。できない人と思われたくない」という気持ちが強い。

でも、それでもいいじゃないかとも思っている。

今は試験がないから、カンニングすることもないけれど、それでも周りの目が気になって、平均的な正しさが気になって、そんな自分が情けないとも思っているけどね。

どんな自分でもいいじゃないか。
ベストを尽くせばそれでよし。
魂の望む方へ。

Mくんに関する余談

因みにMくんは地味―――――な生徒だった。あまりしゃべらない、友だちはいたけれど、教室の隅でクスクス笑って、独自の遊びをしていそうなグループの子だった。

ある時Mくんに「そんなにテストの点が悪かったら将来不安じゃない?」と訊いてみた。

私の不安だよね、正直。

そしたらMくんはこう言った。

「いいんだ。おれは泥棒になるから」と。

「泥棒でもさ、ルパンみたいになんか計算したりするもんじゃないの?」

「いや、俺はコソ泥になるから、そういうのもいらないんだ』

中2のはるちゃん、また感動するの巻。

Mくんに関する余談2

十数年前に、中学の時の友だちと会った時に、突然思い出し、このMくんの話をした。

そしたら、そこにいた5人全員が口をそろえてこう言った。

「そんな男子はいなかった。春野の想像上の人物じゃない?」

と。

私の妄想かと不安になった。マジで。

私は卒業アルバムを全部捨ててしまっていたので確認することもできない…と怖かったけれど、そのまた数年後、実家の倉庫で私の卒業アルバムを見つけた。

母が私が捨てたアルバムを救出していたらしい。

一番最初に調べたのはMくんが実在するかどうかだった。

結果は…

うすーーーーく微笑んでいるMくんがアルバムにおりました。よかった…。

Mくんどうしているかなぁ~。泥棒稼業をしているのだろうか?

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