ココロノマルシェ

場の空気を壊します。【ココロノマルシェ】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

『普通』でありたいと願い、『普通』じゃないなら普通じゃないことをしようとしたら、意外にその普通じゃない世界では私は普通で、じゃ、『普通』ってなんなんだ?と変な悩みを持つ若人でした、私は。

さて、今日は【ココロノマルシェ】に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

私は空気が読めない人です。
皆が楽しんでいる話に、必要じゃない回答をしてしまい場を壊します。
場が壊れてから(また間違った!)と気付くのですが、気づいた時はもう遅く、周りから人が減っていました。

例えば、会社で特定の人の話題で盛り上がっていました。
中には涙を出しながら、腹を抱えて笑ってる人もいたのに…私は笑いのツボが変なのか何が面白いか分かりません。
そのうえ「あの人は〇〇なんじゃない?」と自分の考えを口にして場の空気を壊しました。

帰り際に「いろりさんて真面目だよね」と悪い意味で言われてしまいましま。

何が面白いのか分からない事が多い、これが一番の原因でしょうか。

疎まれたり嫌われる事も多いので、直すためにセミナーや話し方教室に通ってみましたが改善されません。

どのような改善方法があるか、教えていただけると嬉しいです。

(いろりさんよりご相談)

いろりさん、こんにちは!ココロノマルシェにご相談をお寄せいただきましてありがとうございます。

空気の読めないことが悩みの山本春野が回答させていただきます。

そんな人がカウンセラーやってんの??と思われるかもしれませんが、私の長年の悩みです。空気が読めなくて、数人と話している時になにか一言言ったら、さっとその晩空気が変わって「あ、また全然違うことを言ったんだな」と落ち込んだり、恥ずかしくなったりしました。

今もカウンセラー仲間に「空気が読めない問題」を相談したりします。

そんな私の回答は参考にならん!と思われるかもしれませんが、20年以上この問題を考えていろいろ試して、ようやく着地しそうなので今までの経験使いながら、改善方法ではないですが、こんなことをすると心が健やかに保てますよというアドバイスをさせてくださいね。

まず最初に。いろりさんはいわゆる「空気が読めない人」ではありません。本当に読めない人はその場の空気を壊したあともそのことに気づいていないと思います。だから、いろりさんは「空気を読めない人」ではなくて、「空気を読みたいと切に願っている人」です。

周りの人に不快な思いをさせたくないと思っているとても優しい方だと思います。

おそらく、その場の会話や空気に合った「返し」がしたいのに、ちょっとずれたことを言ってしまうこと、もしくはそれが『デリカシーのない』発言になってしまっていることに不安を感じていらっしゃるんだと思います。

それはとっても相手のことを思う素敵なことだと思います。

相手に不快な思いをさせたのではないか?と思うと同時に「そうしてしまう自分はどう見られているんだろう?」と思いますよね。実際、そんなことを思っていると…

>>「いろりさんて真面目だよね」

と言われてしまったりするということが起きていますね。

ちょっと視点を変えてみてはいかがでしょうか?

人と言うのは『自分の見たい世界を見ている』と言います。そういう脳の構造になっていると言ってもいいと思います。

例えば「韓流」に興味があると、町を歩いていると『韓国関係』のものばかり目に入ってくるってことがあります。自分の興味があることに目を取られ、意識も取られているということですね。そうなると「この世には韓流のものは沢山あるな」と感じます。

だけど、『韓流』に興味のない人にとってはそういう類のことは目にも耳にも入らないので「韓国のものってあまり日本にないよね」と思っているのです。

なんとなくわかりますかね?

何が言いたいのかというと「私は空気が読めない」と思っていると、どんなシチュエーションであれ、あまり心地よくないことが起きると「私が空気を読まなかったせいだ」と思うものなんですよね。そこに意識を取られているから。

本物のエスパーでない限り、相手の考えていることはわからないので「どういう意図でそれを言ったのか」と考えて「きっとそうだ」と判断することはどうしても自分の主観や思い込みが入ります。それはどうしようもないことです。

私も若い頃「空気が読めず」言いたいことをそのまま口にしていました。そして本当に空気が読めなかったので、後で色々『親切な』友だちに苦言を呈されました。

「デリカシーがない」とか「人の気持ちを考えてない」とか「なんであの時あんなこと言ったの?」とか「空気を読め」とか…

びっくりしましたね~。私には全く悪意がなかったので…。

なんでも一回「これは言ってもいいかどうか?」を考えてから言葉にしようというキャンペーンもしたことがあります。でも、考えれば考えるほどわからないのです。そうなると「ええい!めんどくさい。もう喋らない」となります。だから大人数でいる時はほとんどしゃべらないという時期もありました。

でも、そうやってだまーーーーって人の話を聞いていると、いろいろ気づくことがあります。うまく空気を読んで雑談クイーンみたいな人もいれば、相手に話を合わせてばかりで自分の話はしない人とか、きっと面白くもないけど合わせて笑っている人とか、自分と合わないと判断した時点ですっとその場から離れる人とか、空気を読まずベラベラ話してとても楽しい人や、同じように空気を読まずベラベラ話してウザい人とか(笑) まぁいろいろですよ。

うまいこと話したいと私も思います。でもこの『うまいこと話したい』という思いの根源はなんだろう?と思うと結構他人軸な思いだったりします。

悪意がないならなにをやってもいいとは言いませんが、こちらが言ったことをどうとらえるかは相手によりけりなので、こちらがどうすることもできません。

そもそも『面白いと思うこと』はひとりひとり違います。笑いのツボだって違うのだし。相手の笑いのツボが分からなくてトンチンカンが答えをするのはもうどうしようもないと思いますよ。自分の笑いのツボと違うことを大批判するのとは違いますから。

へぇ~こういうことをこの人は面白いと思うんだな。私と違うんだな。

これだけでいいと思うんですよね。なにもコメントしなくていいと思います。

相手の笑いのツボを理解する必要はないと思います。
自分の笑いのツボを相手に理解してもらおうとは思わないでしょ?

>>疎まれたり嫌われる事も多いので

「疎まれたりも嫌われたり」もされたくないですよね…これは私も嫌です。でも万人に好かれることってまずないんですよね。自分のことを嫌いな人に好かれたいとあまり思わなくていいと思います。

こういうことを言うと「そうすると友だちもいなくなるし、周りに人がいなくなる」と言われます。そういう風に不安に思うのも無理はないですよね。

ただ、もし今周りに「面白いと思うことが自分と違う」人たちしかいないのであれば、もしかしたらそこは離れてもいいのではないかな?と思います。物理的にではなく、心理的に。だって、面白くもないし、そんな場所に自分を置いておくということはあまり自分を大切にしていないということになる気がします。

そのためには「このままのわたしでいいんだ」と思えるようになることだと思います。

自分軸と自己肯定感になっちゃうんですよね、結局。

「あなたはそう思うのね、私はこう思う」
「私は私の世界を大切にする」
「このままの自分で愛される」

こんな言葉をアファメーションとして言うのもいいと思います。

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ここまで、もっともらしいことを書きましが、ちょっと気になるので最後にちょっと…

「『特定の人』の話題で盛り上がっている」というシチュエーションで、私はその場にいないので何とも言えないのですが、その「特定の人」をバカにしているのか、それともその「特定の人」もそこにいて、一緒に面白がっているか、よくわからないのですが、もしいろりさんがこのシチュエーションが笑えるものではなく、この『特定の人』がバカにされているような気がして「あの人は〇〇なんじゃない?」と言ったのであれば、この感覚はとても大切にして欲しいし、私もいろりさんと同じ感覚を持っているし、全然直す必要のないものだと思います。「いろりさんて真面目だよね」という『悪い意味』で言われたことも、その人は「みんなでからかって面白がってんだから、あなたもそうしなよ。真面目か!」みたいな感じ言ったのだとしたら、真面目万歳ですよ。あっちの側に人にとっては悪口でも、私にとっては「真面目」は褒め言葉ですけどね~。

その場にいないので何とも言えないけれど時には「空気を読まないで、自分の考えの軸をブラさない」のも素敵なことですよ。

だから、私はいろりさんに自分の感覚を大切にして欲しいと思います。誰かに合わせるとか、一般的な空気とか…。空気は読むものではなく吸うものですからね。その場にいる人に合わせなければならないとか、みんな同じでなければならないとか、その場の一番発言権のある人の意見に笑いに合わせなきゃいけないとか…苦しいですよね。実際いろりさんは苦しがっていると思います。

抜けていいと思います。そのためには先ずは自分軸ですよ~。

私の経験で言えば「空気を読みなよ~」と言ってきた『友人』とはもう付き合いはありません。どうということはありません。そうやって言ってくれたことには感謝しますが、そんな「空気を読めない私」を受け入れてくれる人しか私の周りには残っていません。

それでもやっぱり私は「空気が読めない」ので、いろりさんの期待する回答でもないかもしれないし、一般的には「この回答ヤバイ」と思われるかもしれないけれど、今私がいろりさんに届けたいことは「自分の感覚を信じていれば、同じ感覚の人で周りを固めることができるよ」です。

相談をしてくださってありがとうございます。こうやっていろりさんのお話を伺うことで、私自身も発見があったり、進化があったりします。

参考になれば幸いです。

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