今年の冬は暖冬だった気がするのは、あまり外出しなかったせいなんだろうか?と。
それとも本当に暖冬だったんだろうか?
そんなこともよくわからなくなる。
きっと、去年の温度とか、日照率なんかの数字を比べればわかることなんだろうけど、たいてい人というものは、自分の肌感覚で、主観で判断するもの。
それは決して悪いことではなくて、自分の肌感覚を信じなくてなにを信じるのだろうと思っている。
結論として、今年は暖冬だったよね。
でも、時には客観的な見方を取り入れないと、思い込みの世界にはまってしまう。
で、今年は暖冬じゃなかった?
さて、今日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしました。
たびたび恋愛と自己の悩みで根本先生のブログを拝見し、自分を見つめ直し、気づきを得ている41歳女性です。
家族との関わりについて相談したいです。
私の家族は父母姉の4人家族。19歳までは祖母もおりました。今は姉も結婚し(両親にしてみれば意向には沿ってないのでいい気持ちはしてません。)、私は勘当同然で30歳から一人暮らしを始めましたが、今は困った時には頼られる存在、関係ではあります。
私の家族は昔ながらの雰囲気で、親族の関わりも密です。遠縁の過ぎて、関係性を復習しないとわからないところまで、お歳暮や年賀状を送り合うような家です。お盆お正月なんて、親族が集まるのでそのために関係各所に気を使い、私は「女性とは、妻とは、母とは…そうあるものなんだ!」と思って育って来ました。そのため、結婚に躊躇するのだと気付きました。母のように取り回していく自信がないのです。でも、母の愚痴を幼少期から聞いて、母の母親役をしてきたのも私です。20代前半で精神科の看護実習中に卒倒しパニック障害→鬱で休学していた時に、精神科医から言われて気付きました。母は娘が精神病なんて思いたくないので、診察には同行しませんでしたが、部屋から出れない私を送迎してくれたのは、ありがたかったな…と思います。
姉は私とは全く別物、自由人です。
恋愛もいろいろうまくいかなくて…もちろん相手の問題だけではなく自分自身の問題もあります。束縛されるのはすごく嫌いだけど、されてないと不安になる自分にも30台前半でで気づいてはいました。でも、その後もDVモラハラ…気づけばそんな人ばかり。
ナヨナヨしてる男子は嫌だし、自分が好きになるのは仕事ができて、自分で考えて決めることができて、動けて継続できる、結果を出せる出せそうな予感がある人です。
=私の父です。
恋愛依存性と自覚できたのは一昨年のこと。
そこから心理学の本やサイトを読み漁りながら、自分の苦しさを解消したくてもがいてます。結果、母の私への依存は母の生い立ち、父の家族への関わり方が問題なのだ!というところまで辿り着きました。
父は姉に対して「お前なんて、どうしようもない奴だ!子供を産んだからここにいれると思え!」と言いながら、孫を可愛がりつつ支配しようとします。
私は未婚で、仕事と並行で大学院に進学したので面白くないようです。31歳で大学病院を辞めて、民間病院に今いることも気に入らないのもわかってます。私にしてみれば、ネガティブな理由で退職した訳ではないのに、両親に言われたことがひっかかっています。
結局、両親は肩書や見栄えが大事なのです。世間体ですね!
母は今やっと私の辛さも聞いてくれるし、私も母への反抗期は過ぎたので、母のことを思いやれます。母を自由にしたいです。
父のことはムカつくけど、大好きです。
尊敬する部分もあるし、最近は可哀想な人だなとも思います。支配したい気持ちがどんどん強くなっているようで、態度に出ます。
父ももうすぐ70歳。
何があるかわかりません。
大好きな父だからこそ、自分の中のわだかまりを整理して、心から父を大好きだと思いながらこれからの時間を過ごしたいのです。
長くてなってすみません。
こんな風に、長い時間をかけて家族の問題に気づいた私は、どうしたらよいのでしょうか?心もちを知りたいです。
よろしくお願いします。
(まーさんよりご相談)
まーさん、こんにちは!
ファザコンバリバリで「お父さん大好き!尊敬しかない!!」と思っていたけれど、とあるカウンセラーさんに「お父さんに恨みないの?そんなわけないよね?」とズバッと言われて言葉に窮したことがある山本春野が回答いたします。
いや~おひとりでここまで掘り下げて、ご自分の問題に気づいて、そしてここにご相談を寄せてくださったんですよね?
すごいですね!ファービュラスです!!
ご相談文からも知性が溢れています。尊敬します。
今までを洗い出して、ご自分の未来を明るいものにするべく行動する…ためにどうするかってことですね。
さて、ご相談内容は…
『姉のような自由人になりたいんですけど、どうすればいいですか』ってことですかね?(笑)
さて、まーさんは人の話をよく聞くこともできるし、慮ることもできちゃうんですよね。
お母様の愚痴の聞き役にもなって(逃げやがった姉さんの替わりに…)、お父さんの怒りを目の当たりにしてもその思いを一身に受けて…これって素晴らしい才能だってことはまずは気づいておいてくださいね。
誰にでもできることじゃないから。
結婚したら母のように取り廻さなきゃいけないから、結婚に躊躇するっていうのも、とってもまーさんらしい(会ったこともないのに馴れ馴れしい(笑))。
心のどこかでそれができない自分を責めたり、卑下したりしているとね…引き寄せるのよ…。めんどくさいモラハラ男とか、DV男とかね。あちらも同じような傷を抱えて、罪悪感を沢山持っているもんだから、それを自分の中で消化しきれず爆発させてくれる人を探している。
ああ、この話はまた別に機会に(長くなる)。
でも、自分で気づいて、心理学やらなんやらでなんとかしてきたまーさんは大丈夫!
今まで育ってきた環境でまーさんの悩みが大きくなったのは間違いない。だから辛いってこともあるけど、その環境でここまで来られたっていうのはまーさんが誇っていいこと。
持てる才能を生かすために、そこにいたことはまずプライドを持って欲しい。
そんな母でも、そんな父でも、まーさんは全部受け入れて愛することができることを「やだ、私すごい愛の人!!すごい才能!!」って思って欲しい。
私はそれを声を大にして言いたい!!
でね、その才能をもっと存分に発揮する方法があるの。
その才能を存分に発揮するとまーさんのそのモヤモヤ「お父さんを大好きになりたいのに、手放しで愛せない自分を責める感」が軽減されるのよ。
まずは他者との線引きをすることから。
まーさんは、他者をおもんばかることができて、他者優先してしまうことが多いと思うのよ。
ちょっと自分優先にしてしまったことを、誰かに何か言われたら引っかかっちゃうでしょ。
「そんなこと知ったこっちゃねぇよ」って思えない気質があるでしょ。
ご相談文の中で「それはまーさんが考えることでも判断することでもない」っていうことが出てくるのが気になりました。
>>父は姉に対して「お前なんて、どうしようもない奴だ!子供を産んだからここにいれると思え!」と言いながら、孫を可愛がりつつ支配しようとします。
お父さんとお姉さんの問題だから、ここは別にまーさんが考えなくていいので、一旦線引き。
>>私は未婚で、仕事と並行で大学院に進学したので面白くないようです。31歳で大学病院を辞めて、民間病院に今いることも気に入らないのもわかってます。
ご両親がまーさんが想像する通りに思っているかはわからない。そしてそう思っていたとしてもこちらにはどうすることもできないこと。まーさんは「あなたはそう思うのね、私はこう思うし、こうしたかったの」と自信を持てばいいことだからこれも線引き。
両親の期待通りにできない自分をちょっと責めてる?
>>母を自由にしたいです。
うん?誰から?何から??お母さんが自由かどうかは、お母さんが決めることじゃない?お母さんのまーさんへの依存から自由にしてあげたいってこと?まーさんがお母さんを束縛していたから自由にしてあげたいってことかな?
まーさんは境界線が交わりすぎている。
交わっていても別にかまないのよ。でも『度が過ぎる』とどこまでが自分か、他者かわからなくなる。癒着…ね。
だから意識的に線を引いていく。
これがもしできないとすれば、自分軸がぶれているってこと。
「私はこう思う」が弱い。
大切なのは「私はどうしたいのか」です。
わがままになってもいいの。
もし、まーさんが「姉は自由人」と思うのであれば、お姉さんは「誰が何と言おうと知らん。私は私だから」という生き方をしているように見えるってことだと思う。
自由ってそういうことだよね?(本当にお姉さんが本当にそうかどうかは知らないけど)
自由って実は辛いこともある。「自分で決める」ことって、依存が強いとむずかしいからね。誰かの目や世間体を気にしていると、なかなか自由にはできない。
反抗期万歳です。
とことん反抗しましょう~。
ついでに、お母さんにもお姉さんにも反抗しちゃいましょう~。
まーさんの中に溜まっている黒いヤツ、排出しちゃいましょうか。
この黒いヤツが体から出て行かないと、大好きだ!という思いや、心から湧き出る感謝の念は黒いヤツに阻まれます。
定番ですが…
この黒いヤツを出し尽くしましょう。
紙とペンを出して、今までのウラミツラミを書きなぐりましょう。
スッキリするまで。
ああ~出尽くしたわ~と感じるまで。
書いているうちに違う感情が出てきたらそれを是非教えてくださいね。
人の心は余裕がないと、周りが見えなくなるし、世界も狭くなるし、優しくなれないの。
優しくできないことで自分を責めることはない。ただ心に余裕がないだけだから。
黒いヤツが邪魔をしているだけだから。
この黒いヤツが出て行ったら、その隙間から湧いてくる感謝を感じることができるから。
人との境界線を張って
湧き出る感謝を感じることができたら
まーさんの才能が爆発すると思うよ。
誰かのために生きることは悪いことじゃない
でも、そこに自分の喜びがなかったら
それはとても悲しいことだ
今まで長い時間をかけてここまで来ました。
もう少しかかるかもしれません。
でも、かならず「ああ、ここだ」と思う場所に
辿り着くから、大丈夫。
自分の足で立って
おきあがりこぼしのように
ユラユラ揺れても
自分軸は保って
ユラユラ揺れて
家族同士、カチンカチンと
ぶつかり合っても
お互いの軸は守り合って
私は私、あなたはあなた
マトリョーシカにはならない
参考になればうれしいです。
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