ココロノマルシェ

母性とはなんですか?身に付ける方法は?【ココロノマルシェ】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。人間距離(じんかんきょり)を程よく守って、沈めてしまった本当のあなたを見つけるお手伝いをしています。

庭で育てているそら豆の内1本が枯れてしまいました。それを見た次男が「枯れちゃう!!全部枯れちゃう!!お水あげて!!」ととても心配しています。

そうだよね~。1本がそうなると全部そうなる気がするよね。

でも、ならないから大丈夫。

さて、今日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしました。

はじめまして。

カウンセリングやセミナーなどで自分を見つめ直している最中です。

カウンセラーさんに「あなたには母性が見えない」とか「母性が今年のテーマね」と言われました。それぞれ別の方です。また友人などに、「冷たいね」と言われたことも何度かあります。

否定しないとか共感するなどを心がけているのですが、なかなかすぐには変われないようで挫けてきます。

母性とは何でしょうか?そして身に付けるにはどうしたら良いでしょうか?

私の母親はおそらく発達障害気味で、自由という名の放任で育ってきました。

それが影響しているのは分かっていますが、今更…と思う気持ちが強くて自分のことをかわいそうな子だと感じてしまいます。

(なつさんよりご相談)

なつさん、こんにちは!

ココロノマルシェにご相談いただきましてありがとうございます。

自分にできないことは誰かにやってもらおう!ウッシッシ精神に切り替え中の山本春野が回答いたします。

母性ですか!!!ご相談文を読んで目を見開いちゃいました!母性か~~。辞書に載っているような定義があるのでしょうが…。

そのカウンセラーさんがどういうものを『母性』と言っているのかがよくわからないので、なんともどうしたらいいかがわからないな…が正直なところです。

言葉って発している人にとっては、意味はひとつなんでしょうけれども、聞いている人がその意味を完全に共有することはまずないと思っています。

だから、なつさんも混乱しますよね?もしそのカウンセラーさんに訊けるのであれば「母性ってなんですか?」って訊いてみるのもいいと思います。

なんでそんな話になったんだろう?っていうところも気になりました。

なつさん、お子さんいらっしゃるのかしら?自分のお子さんに対することで言われたのかな?それとも女性としての母性が見えないってこと?

そのシチュエーションが見えないので、なんとなく一般的な話をしまーす。

あくまでも私個人の見解なので「そうか、これが正解か!」と思い込まないでくださいね。自分にフィットするものに出会うと、ぴたっとする感覚があるはずなのでその自分の感覚を大切にしてください!

カウンセラーさんが言ったから、大学の先生が言ったから、お母さんが言ったから、という外部要因は「そうかそういう考え方もあるのか」という参考程度に。あくまでも自分の感覚第一ですよ~。

さて、母性についてです。

女だから母性が高いはずってことはないと私は思っていて。

人は母性も父性も両方持っているもんだよね。

女性性と男性性みたいな感じで。

必ず両方持っているものなのよ。

どっちを前に押し出して生きているかということなのよ。

元々持っている母性を前に出すことを恐れているってこともあるんだろうなって思っている。

子どもが成長する時には『母性』も『父性』も必要になってくるもんだよね。

母性っていうのはなつさんもなんとなくわかっている通り、子どものありのままを認めてあげる力。許容して、承認する力みたいな感じ?「あなたがどんなであれ私はあなたを愛します」みたいなこと。

そう思うからこそ、なつさんも「共感したり、否定しないように」しているんだと思う。それでいいと思うんだけどね。

そこそこ長い時間を私たちは生きてきて、いろんな経験をしてこの心と体を形成している。そこで積み重なったもろもろを簡単に剥がすことはできないもんだと思う。

そもそもなつさんは母性豊かな女性になりたいと思っているのだろうか?そこら辺も聞いてみたいなぁと思いました。

子どもを育てる時に(なつさんが子育てのことでこういう話になったのかはわからないけれど)、「ありのままのあなたでいいという愛情を注ぐ母性」と共に「社会的規律や規則、責任を子どもに教える父性」も両方がバランスよく与えられると、心が安定してくるということはあると思うのね。

どっちがその時に必要なのかは、社会的役割の縛りもあるし、家庭内の役割分担ってこともある。最近はお母さんが父性バリバリに子育てしていることも多いよね。お父さん不在だったら、母性父性両方必要だし…。

どっちかが強すぎても弱すぎてもよくない。

とはいっても、みんなどっちかが強かったり弱かったりするんだけどね。

で、女性性優位な生き方とか、男性性優位な生き方とかに発展していくのかも。

で、なつさんは自身の育ちにひっかかりを持ったわけだよね。

母性を与えられなかったから、自分も母性が足りないのではないか?と。

「私は私のままでいい」と思えないから「母性が足りない」と思うのかな?

人ってね愛情を注がれないと生き残れない生物なのね。とても未熟で生まれてくるから。

馬とか鹿なんて、生まれて数時間で歩くのよ。そうしないとあっという間に肉食動物に食われちゃうからね。

なのに、人間は1年以上自分の足であるかないし、何年もかけて自分で食べものを調達できるように成長する。

絶対誰かの手がかかっているの。生きるためには。それが人なんだよね。

母性も父性も愛情。そうやって誰かからの愛情を受けて生きてきたから、今この心と体で生きている。

大丈夫。なつさん自身も愛情でできている。誰かの愛情を受けてきて育っている。

母性は身につけるものではなく、すでに中にあるものを恥ずかしがらずに表に出すもんです。

だってさ、恥ずかしいでしょ?誰かに「そのままのあなたでいいよ」とか「どんなあなたでも愛してるよ」とか言うなんて。ねぇ?

でもさ、そんな思いがなつさんの中にないとは思えない。

あるからこそ、こうやって悩みをもっているんだからね。

なんとなく「ドライ」に「冷たい」感じにしてしまうのは、しょうがないと思う。そうせざるを得ない何かが今までにあったんだから。

それでも変わりたいと思うなつさんはすばらしい!ファンタスティック!!

大丈夫、今までどうであれ、すこーーーしずつ自分の心ににある柔らかい部分を大切にして、じっと感じていれば、母性らしきものがわいて出ると思うよ。

生きる力を与えてくれるのは何と言っても『母性』だと思っているし。

与えられなかったと思うのであれば、自分自身に与えてあげてもいいと思う。
もしくは与えることが受け取ることになることもある。
禅問答みたい(笑)

『共感』や『否定しない』はとてもいい。それを自分自身に向けてやってみたらどうだろう?

「私がんばっている。セミナー受けたり、カウンセリング受けたりして少しずつだけど成長している。すごいよね。こんなところが私のいいところ」って自分に共感して、否定しないでみて。

「なかなかすぐには変われない」という否定じゃなくてね。
「少しずつだけど変わって来たよね」って。

もっといえば「なかなかすぐには変われないって思っちゃう自分もかわいいよね」くらいやっちゃって!

変わろうって進もうとするとやっぱり怖いじゃない。だって知らない世界に行こうとしているんだからね。

こわがっている自分も、進みたがっている自分も認めてあげてね~。

 

大丈夫。変われるよ。

参考になれば幸いです。

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