自分掘り

自分だけダメなんだと思い出されるので家族行事は嫌いです【お悩み相談】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

学校が休みになると、昼食も作らないとだし、日に何度も兄弟間のなんだかんだがあって、どっちかが話しかけてくるし、どっか行きたいとか言うし、お菓子がないとかクレーム入るし…とにかく対応に時間と頭と体が持って行かれるので、「ああ~もうなにもできましぇーーーーん!!」と開き直った方が効率的だな!!と達観したら楽になった。

どうにもならんもんはどうにもならん!!

さて、今日はLNEに寄せられたお悩みにお答えしたいと思います。

正月など、家族で集まるのか苦手です。

どちらかというと恵まれた環境で育った方だと思います。毒親と言うわけでもありません。

特に仲が悪いとか、問題があるということはないのですが、兄弟の中で私だけ学歴がなく、収入も少なく、家事なども得意ではありません。

それに関してなにか言われるとかはないのですが、話も面白く、テキパキ動く兄弟を見ていると「ああ、やっぱり私はダメなんだな」と思い知らされます。

両親も他の兄弟と比較したりすることもなく、兄弟から見下されている感じもないのですが、ときどき「こうした方がいいよ」とか言われると、カチンときて、その後「私はダメなんだから言われて当り前だ。せっかく言ってくれているのにカチンとくる自分はやっぱりダメだな」と思ってしまって落ち込みます。

なので、家族行事に参加したくないのですが、参加しない理由もないので行っています。

行かなくていい方法はないでしょうか?

(K.Yさんより)

K.Yさん、ご相談ありがとうございます。

今の状況に鑑みて家族行事がなくなってほっとしている人って結構いるんじゃないかな?と推測します。

実家でも、義実家でも「悪い人たちではないんだけど…」っていう思いがあって、悪く言うのもなんだし…でも居心地が悪い…というお悩みもチラホラ聞きます。

キーワードは3つだと思います。

1.小さい傷も増えれば致命傷
2.お恨みは吐き出す
3.私は脇役ではなく主役

いつか付いた傷がある

『恵まれていることへの罪悪感』っていうやっかいな罪悪感っていうのがあります。

自分では特に努力したわけでもない、世間一般には「いいこと」とされていることをすでに持っているということで、引け目に感じるということがあります。

例えば、容姿端麗とか、家が資産家とか、家族仲良しとか、そういったちょっとした『目立つ』ことに対して、なんとなく申し訳ないと思う気持ちですね。

実際、ご相談文に

>>どちらかというと恵まれた環境で育った方だと思います。毒親と言うわけでもありません。特に仲が悪いとか、問題があるということはないのですが…

とありますよね。こういう環境だから、兄弟を悪く言うのはよくないと思っているような気がします。

確かに、わかりやすく毒親育ちとか、社会的に恵まれていない環境で育ったのだったら、文句の一つも言っていいような気がしますけど、そうじゃなくたって、私たちは生きていれば、いつかどこかで心に傷や痛みを受けるものです。

もしかしたらその傷は本当に小さなものだったかもしれません。人によってはなにも手当しなくても癒えてしまう小さなものかもしれません。

でもね、そんな小さな傷を沢山受けていたとしたら、それはそれで悲しみも元のになることがあります。

「私はダメなんだ」とおもわざるを得なかった経験があるんだと思います。でも、たぶんそれって『思い込み』かな?と。小さな傷が重なってしまって、そういう考えに至ったのだと思います。

K.Yさんにはまず、傷を傷と思っていいんだよと言いたいです。
痛みを感じていいんです。そんなことぐらいで…と思わないで欲しいと思います。

感情に蓋をしないで恨みは吐き出す

良いご両親、良いご兄弟…に恵まれたことは、素直に感謝していいと思います。だけど、そんな感謝ばかりじゃないと思うんです。

どんなに小さくても、誰かにとっては取るに足らないことかもしれないけれど、それでもやっぱり「恨んでいること」はあると思うんです。

それを一旦吐き出して、感じてみてはいかがでしょうか?

そんなことしたくない!!という声が聞こえてきますが、別に本人たちに向けるわけではありません。自分の心に潜って、「いつかついた傷」を見つけるためです。

その傷はもしかしたら時間が癒してくれるものかもしれませんが、そうじゃないかもしれません。

自分自身で癒すことができる傷かもしれません。

紙とペンを使って『お恨み帳』を書いてみてください。

こちらのページをご参照下さい。根本裕幸師匠のお恨み帳の書き方のページです。

恨みを持ってもいいんです。恨んじゃいけない、怒っちゃいけないと自分を押し殺していると、感情が麻痺してきちゃいますよ。

恨みの感情をすべて吐き出すと、上っ面な感謝ではなく、心からの感謝が湧き起ってくると思います。

誰かの脇役ではなく自分が主役

最後になっちゃいましたが、今回のご相談のメインはこれでしたよね。

>>家族行事に参加したくないのですが、参加しない理由もないので行っています。
行かなくていい方法はないでしょうか?

別に誰に気を使うでもなく、行かなければいいのでは?
突き放した回答になってしまってごめんなさい。

K.Yさんはとても人に気を使う方なんだと思います。自分が行かなかったら誰かが気を悪くするんじゃないか?とか、心配かけるんじゃないか?とかそういう思いが先に立って、自分が不快でも、相手の気持ちを慮って『行く』をされてきたのではないかな?と思います。

それをまず「私はどうしたい?」と心に聞いて、それに少しずつでいいので従ってみてほしいのです。

『家族行事に行かない』はK.Yさんにとって大きな決断になるでしょうから、今のところはそれにチャレンジはしなくていいと思います。

もうちょっと小さなことからチャレンジしてみてください。

例えば、レストランに行って「○○ちゃんがこれを頼んだから、かぶるとあれだからこっちにしよう」ではなく、自分が食べたいものを食べる!!とかね(例が微妙ですが)。

とにかく、自分の気持ちに素直に従ってみると繰り返しやってみてくださいね。

もし、K.Yさんに直接お話を聞くことがあれば、一緒にどこで心に傷がついたのかを探して、自己肯定感をあげるためのワークなどを提案していきたいと思います。

参考になれば幸いです。

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