今日はクリスマス。
昨日は次男が突然皿洗いを始めたり、片づけ始めたりしたので「なんかあったのか?」と訊いたところ…
「いい子にしていればサンタさんがくるかなと思って」と。
前日にそんなことを思いつくとは、一夜漬けにもほどがあるのでは?(笑)
「いい子じゃなくてもサンタさんは来るから大丈夫だよ」と言っておいた。
次男もたぶんそれはわかっているけれど、「保険かけとこ」みたいな感じだったのかな。
さて、今日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしました。
親に愛されて育った人が羨ましいです。
育ててもらった恩とは別に恨んでいます。
情緒がわからない時限爆弾みたいな父親と、助けを求めても何もしてくれなかった母親だったので、ずっと気を張ってきました。
他の友だちが楽しそうに家族の話をするのが羨ましくて、私には絶対ないんだと思い悲しかったです。
大人になって生きずらさに悩んだとき、過去の子どもの頃の自分がまだ傷ついたままだと知りました。
大人になったら自己責任とはいうけれど、親が私の苦しみを知らずにいるのが悔しいです。
ずっとこんな風に生きていくのかと思うと希望がありません。どうすればいいのでしょうか。
(ももさんよりご相談)
ももさん、こんにちは!
2人の子を持つおばさんカウンセラーの山本春野が回答いたします。
ココロノマルシェにご相談をお寄せいただきましてありがとうございます。今の状況をなんとかしたい!と思っているももさんに、まずはエールを送りたいと思います。
そして「なんとかしたい」「どうすればいいでしょうか?」と言えるももさんは、すでにこの『希望のない場所』からの脱出するスタート地点に立っています。だから大丈夫。
さて、すでに2人のカウンセラーから回答が出ていますね。私はこの2人の意見に完全に同意します。
親への恨みから抜け出すプロセスはお二人の言う通りだと思います。
- 恨みを出し尽くす
- インナーチャイルドを癒す
- 自分軸を確立し、自己肯定感を高める
- 親への出さない感謝の手紙を書く
だから是非ももさんには「ふーん」で終わらせずに、チャレンジしてもらいたいと切に願います。
さて、方法論はわかったとは思います。
それとは別に、私がももさんにお伝えしたいことがあります。
ももさんがご相談文に書かれていた『自己責任』という言葉についてです。
ももさんが『自己責任』という言葉をどうとらえているかはわかりませんが、私は『自己責任』とは「すべて自分自身で選択できる」ということだと思っています。
平たく言うと「幸せになる選択も、辛いままでいるという選択も自分自身でできる」ということです。
親を恨み、復讐しつづけて生きていくという選択もできるし、
親とか関係なく、私は私で幸せになるという選択もできます。
すこし厳しく感じますか?
そしてもうひとつ『自己責任』とは「すべて自分一人でやらなくてはいけない」ということでもありません。
ひとりで全て背負っていかなくてはいけないものでもないし
自分一人で解決しなければならないものでもありません。
目線を変えると、この世は結構やさしいんです。
頼ったり、頼られたりしながら生きていくものです。
受け取ったり、与えたりとも言えますね。
今、ももさんの心にある愛をためる壺は、あまり満たされていない状態ですよね。
親御さんからの愛で満たすはずだったのに、それが足りない。
他の人は満たされているのに、私は満たされていない。
だから辛い。なんだか愛されていない気がする…という感覚があるかもしれません。
でもね、その壺は『親からの愛』だけで満たすものではないんです。
ももさんは、今までにいろんな人に愛されてきました。その人たちの愛もそこに入れていいんです。
親御さんからの愛を取り戻さなくても、ももさんの愛の壺が満たされていないことを親御さんが知らなくても、恨んだままでも、ももさんの壺はちゃんと満たすことができるんです。
もちろん、小さいももちゃんを大きいももちゃんが癒すことによって、満たされることもあります。
是非、ももさんがいろんな人に愛されていたことを思い出してみてください。できたら書き出してみてください。そしてそれを存分に受け取ってみてください。
そして、自分自身を大切にして愛してあげてください。
きっと、助けてくれた人がいたと思います。
話を聞いてくれた人がいたと思います。
寄り添ってくれた人がいたと思います。
そうやって、ももさんは愛されてきたはずなんです。
今まで頑張って来た自分を褒めまくってください。
心地よいことを選択してみてください。
そうやって、自分を大切にしてあげてください。
上手くいかなくても、大切なんだってことをわかっていればいいと思います。
>>親が私の苦しみを知らずにいるのが悔しいです。
ホントですよね。悔しいですよね。知らしめてやりたいですよね。
でもね、ここに心を囚われていると「幸せの選択」の目が鈍ってしまうことはあります。だから、とりあえずお恨み帳で恨みは出し切ってくださいね。
そして「恨んでしまっている自分」をまずは許してあげてくださいね。
そしたら「ああ、あの人たちにもなんか事情があったんだろうね、しらんけど」というところまで行けると思います。
ももさんは自分で自分を幸せにできる力があります。だれかに幸せにしてもらうわけではないんですよね。親御さんがどうであろうと、彼らに振り回されることはないんです。
そのための自分軸です。
自分の人生は大切なものです。誰かに浸食されたり、左右されるものではないんです。
>>ずっとこんな風に生きていくのかと思うと希望がありません。
今は希望のない闇の中にいるのかもしれません。冒頭にも書きましたが、こうやって相談を寄せてくれました。だから、今はスタート地点に立っているところです。
今、ももさんは夜明け前にいるのだと思います。そのうち夜は明けます。自分がそう願うのであれば。
絶望と希望はセットです。
朝と夜も
陰と陽も
ポジとネガも。
絶望を知っているから希望を見られるんだと思いますよ。
よし!いっちょやったるかぁ~という気持ちで、親御さんを手放していきましょう。
2年後のももさんはどうなっていたいですか?
なりたい自分の『幸せビジョン』を思い描いてみてください。
そこにきっと希望があると思います。
そこに行きつくために、今なにをしましょうか?
もし、ももさんとお話しできることがあったら、そんな『幸せビジョン』を聞いてみたいと思いました。
GOOD LUCK!
2020年12月は手放しの月らしいですよ。良いお年を。
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