今日は心理学もカウンセリングもなんにも関係ない話をしまーす。
どうでもいい話です。
12月ですね、師走ですね。
私が働いているお店はお歳暮シーズンで、めたくそ忙しいです。
私自身、お歳暮を贈るという界隈に属していないもので、世の中はこんなにも『お歳暮』を送る人がいるのかと本気で驚いております。
でも、まぁ、扱っている品が品なので、ご年配の方が多いです。
お若い方で『お歳暮』界隈に属していらっしゃる方はどんなものを送っているのか気になります。
ハムとか?お菓子とか?ビールとかかな?
こういうマナー?礼儀?礼節??的なことにとんでもなく無頓着な私ですが、年賀状は一昨年まで送っていました。
とはいっても、結婚してからなので、その前は送ったことはありません。
結婚してから『普通』の呪縛に憑りつかれてですね、「普通」探しの迷宮に迷い込みまして…。
年賀状も「普通」はどうするものなのか?ネットで調べたりして…。
家族の写真の年賀状は独身の友だちには送らないのが「普通」とか。
仕事関係の人にはシンプルなものを送るのが「普通」とか。
親戚には子どもの成長がわかるような写真付きの年賀状を送るのが「普通」とか…。
もはや、なにが「普通」がわからなくなり…。
私が作った年賀状で誰かが不快になっていたらどうしようと不安になったり
「この家族写真の年賀状はなにかの嫌味?」って思っている人がいるのでは?とドキドキしたり、
とにかく『世間体』『他人の目』『普通』『他人軸』の不安ふあんフアンの中、年賀状をつくっておったんですよ。
今思えばアホらしいですが(笑)
普通はみんな違う
生前、義父の分の年賀状も私が作って、住所も管理してやっていたんですよね。
義父は自分で写真を選んで、言葉も考えて、それを私が形にしていました。
ある年に「絶対この写真!」と選んだのが、2歳児の長男(義父から見れば孫)がプールで泳いでいるのを水中で撮ったものでした。
ああ!写真を見ないとこの面白さが伝わらない!!
誰だかわからない子どもが水中に浮かんでいる写真が年賀状ですよ?
本人でもないし、注釈もない、泳いでいるのか溺れているかもわからない写真を年賀状に・・
謹賀新年の文字の下に、水中に浮かぶ子どもの写真。
でも、まぁ私の年賀状じゃないしと思っていました。
ある年には、その頃義父が本気で結婚しようと目論んでいた、担当のケアマネジャーの女性との2ショット。
因みにその方は私と同じ年でした。
勝手に他人様の写真を年賀状に使っちゃまずいでしょ?
それにもらった人は「この人誰?」って思うでしょ?
注釈も入れにくいわ!(今好きな人ですとでも入れるの?)
と思っていました。
※最終的にはご本人は許可をもらいました。
義父はほんとにファンキーだったな。
夫はもっとすごいけど
私が「普通」の呪縛にがんじがらめになって作った年賀状は、家族の1年の写真をいくつか使ったものでした。
でもね、夫は「オレだけの年賀状」を作るんですよ。
オレがマラソンを走っている姿。
オレが自転車レースに出ている姿。
こういった写真をばばーーーーん!と全面に一枚。
正直言って結構いい感じなんですけどね。
それを数少ないお友だちに送るんです。3人くらい。
これを私長年…なんとも思っていなかったんですよね~。
ある時、「オレだけの年賀状」の印刷を失敗しちゃったのをほったらかしにしていたのを、私の実姉が発見し…
「これ、なに?」と。
かくかくしかじかと説明すると…
「なんかすごいね(苦笑)」と。
そこで初めて…確かにすごいわ…「普通」じゃないかも(笑)と気がつきました。
独身ならまだしも…。家族がいて、家族の年賀状もあるのに、あえて少ない友人3人に送るために「オレ」が前面に出た年賀状を作る…。
確かにすごいわ。
色んな意味で。
人はバランスをとる
結婚前までは、結構ハッチャけた人生を送っていたような気がする私ですが、結婚を機に「普通」になろうと自分を縛っていたような気がするのです。
「普通」という理想の良妻賢母的な?
今思えば、それが結婚生活のイライラの原因のひとつだったような?
私が決めた「普通ルール」を軽く飛び越える、義父と夫に対して「正義の剣」を振り回し、それを「???」と軽くかわされ続けた結婚生活にホトホト疲れ切ったんだろうな~。
多分『バランス』を取ろうとしたんだろうな。
夫婦はバランスを取るものだから。
私が私らしくあるために、私の中にある「理想」とか「正解」を、きれいに分別して、私自身が感じていることなのか、どこかの他人から拾ってきたのかを精査していきたいと思います。
なので、12月は精査に忙しいから、今年も年賀状は書きません!(何の宣言?)
それとも『アタシだけの年賀状』作ろうかな?
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