尊敬するカウンセラー椙山眞伍 ヤタ氏のブログを読んで刺さったので、自分の体験談に乗せて、男性心理を考察。
3大離婚危機をご存知ですか?
① 出産
② マイホーム購入
③ 子供が巣立ったor退職後
そのうちのひとつ、『マイホーム購入』。経済的にも精神的にも人生の中でかなり大きなウエイトをしめるこの一大イベント!!なかなかスムーズにはいかない(超経験)。だからこそ、この離婚回避の方法を知っておいて損はないかと…。
で、方法のひとつとして、男性心理を理解するという手があるらしい。
よし!家を買おう!!と夫婦で話し合って決めたはずなのに、協力的じゃなかったり、否定的なことばかり言って来たり、楽しかったはずのマイホーム購入が楽しくなくなるということは往々にしてある。
我が家はこの3大離婚危機の2つ、『出産』『マイホーム購入』を、きれいになぞらえて離婚危機ではなかったにしても、『ウラミ』が格段にあがったターニングポイントだった。
完全になかったものにはできないけれど、あの時の夫の心理状態を少しでもわかったら「まぁそういうこともあるのか…」と留飲を下げるひとつとなるかも。結局夫婦と言えども価値観も考え方も育ちもなにもかも違う人格だから、まったく同じようにはならないし、夫婦として向かう方向は、お互い面と向かうことではなかく、横に並んで前を向くということなんだろう。
マイホーム購入ストレスを少しでも軽減したいのであれば、ちょっとした男性心理を知ってみるのも悪くないと思う。
ヤタカウンセラーのブログ↓
ヤタカウンセラーの記事を読んで「あああ~!!」と色々納得した
ヤタカウンセラーのブログによると、一番のポイントは…
これは、男性心理からすると、ズバリ「責任感」の感情がポイントになってきます。(中略)
ここで、女性の皆さんに気がついて欲しい点は、ストレスの元になっている「責任感」は、妻や家族を笑顔にしたい!!という気持ちから来ています。
男性心理で言うところの、女性の喜びになりたいという心理ですね。
それはなんとなくわかる。プレッシャーから強く出てみたり、弱音を吐いてみたりするわけか。とにかく意識下にあるのは『不安』や『恐怖』ということになる。
男性であれ、女性であれ、なにか大きなことをするとなったらプレッシャーを感じるのは当たり前だ。こんなこと言っては何だが、男性だけではない。
ここで注視したいのは、こっちだって(妻)いろいろプレッシャーなんだよ!なんでこっち(妻)ばかりサポートしていかなきゃなんないわけ?という何とも言えないやるせなさ。
たぶん依存度が高く、受け取ることが下手な妻は「あなたがやってしかるべき」とグイグイやって、どんどんプレッシャーを与えるのだろう。
そして、自立度が強い妻は「じゃぁ私がなんとかするわよ。あなたは黙っていなさい」となる(のか?私だけか?)。
いずれにしても、夫の『不安』『恐怖』からくるトンデモ発言をそのまま言葉通りに受け取ってしまうと、悪い方向にいってしまうということだ。
夫はどういうつもりだったのか?
我が家の場合は、ローン支払いも、家の名義も私一人だ。夫は払ったことないし、名義に関してもさほど興味を示したことはない。
でも本当にそうなのかは、ヤタカウンセラーのブログを読んでハテナマークがともった。事象としてはともかく、夫のプライドや責任感を完全に置き去りにしていることはよくわかった。
「一軒家を買おう」となったのは決してポジティブな理由からではなかった。夫が生まれ育ったエレベーターのない団地で、義父と夫との3人暮らしと言う形で新婚生活が始まったが、半年後、義父が脳梗塞で倒れ、歩けなくなった。エレベーターがない団地にはもう戻れない。だから家を買おうとなったのだ。
少し迷いもあった。でも一生施設にいるわけにもいかない。そしてなによりも私は個人的に一戸建てが欲しかったのだ。だからとても楽しかった。沢山見に行ったし、いろいろ研究もしたし、夢も広がった。
そして例のごとく、夫はなにも興味を示さなかった。相談にも大して乗ってくれなかった。
『車椅子の義父を介護するための家』なので制約も多かったし、金額も上限があるけれどもそれでも今思い返しても「なんで私ばっかり…」という思いはなかったと思う。
そして、買う段になって夫は言った「オレ、転職したばっかりでローン組めないから」
うん???そなの?最初からそれわかってて何も言わなかったのか?そしてそれ、本当にそうなの?
ここで、残念なことに…その頃の私は稼ぎが良く、銀行に申請したら私一人で余裕でローンを組めてしまい、上限ももっと上げられるとまで言われてしまった。
長くなったが、要は、結果的に…
夫は「責任感も何も必要なく」「プレッシャーもなく」「家族を幸せにすることもできず」「ただなんとなくここにいる人」となってしまったのだ。
そうしたのは、そうしたかったのは誰だったのか?私か?夫か?
私はどうしたかったのか?
正直いって、私はこの状態がベストだった。今思えば「本当にごめん」と言いたいが、夫のプライドをコテンパンにし始めたのはこれが最初だった。
なんとかできちゃうし、なんとかした自分に酔っていたのかもしれない。それで『いい嫁』でいられなかった穴を埋めたかったのかもしれない。
それでもやっぱり、私はあの時、夫の心理状態を考える余裕はなかった。
いつ終わるかわからない介護の始まり、ローンを組んだからには仕事は辞められないという縛り、この状態で子どもを持つことが許されるのか?という不安。
ごめん、夫のことまで考えている余裕はなかった。
それでもやっぱり、あの時この夫の心理を知っていたら、この後始まる『ウラミツラミ劇場』は起こらなかったのではないかなと思う。
全ては自作自演。怒るべきして起こった事象。
長かったいがみ合いの夫婦道。
今となってはあれもこれも、ここまでくるための布石。と思えるようになった。
長かったけど!!
離婚危機は回避されている
プライドをギタンギタンにされた夫に復讐されていたのだろう。そして私も復讐していた。
はい、『夫婦は鏡』です。
今、夫婦の危機にある人たちは一体何組あるんだろう?と思う。
基本的には『離婚=しちゃいけないもの』とは思っていない。
その先に幸せがあると思うのであれば、その幸せにコミットできるのであれば、その人生の選択はどっちでもいいと思う。
私は『離婚しない』を選択した。それは経済的にとか、子どものためにとか、社会的にとか、宗教上の理由でとか、世間体とかではない。
自分に問いかけて、『何をしたいのか?』『なぜそうしたいのか?』を考え続けた結果だ。
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今、その方法が分からず迷子になっている人たちに、ちょっぴり先ゆく私になにか手助けができないかと思う。方法はいろいろある。どれが正解なんてわからない。100人いれば100通り。それを一緒に模索してカスタマイズするのがカウンセラー。