昨日から世界が回っている。
ガリレオガリレイ的な話ではなく
人間関係の話でもなく
自分の人生の話でもなく
朝起きたら物理的に世界が回っていた。
いや違う、物理的にでもない。ただ単に私の三半規管がおかしくなっただけだ。たぶん。
不思議の国のアリスになった気分。天井がぐるーりぐるーりと。
数時間。なに?私疲れてんの?昨日10時間も寝たのに?いや、10時間寝たからこんなんなっちゃったのかな?
と思いながらフラフラと起床。で、一日中クルクルクル。
生活に困るほどでもないけど、なんが鼻の奥がぐんにゃりしている。
で、今朝。やっぱり、ぐーるぐーるぐーる。
生活に困るほどでもないけど、なんかやだなと。
昨日もブログアップしなかったし、今日も世界が回っているからブログも書かなくて別にいいやと思ったし、ここで無理するのはちょっと違うなとも思うけど、疲れてもいないのに休むのはどうかな~とか思ったり…
これ以上休んでどうすんの?という声がした。むしろ運動したら?という声もする…。
よく「心の声を聞け」みたいなことを言うけれど…どれが自分の心の声かすらわからない。
あー世界がグルグルグルする~。とぼんやり考えていたら突然声がした。
「日光浴をせよ」と。
そうだ、日光浴だ。でも暑いので、二階に上がって、窓を開け、扇風機をつけて、のっぺりと暑い部屋の中で、ぼんやりと空を眺めてみた。
雲って形が変わるのが早いけど、変わっているってわかんないよね。アハ体験。
暑すぎず、扇風機の風が心地よい。
血が体の中を流れていることがなんかわかった。
血ってすごいな。頭のてっぺんから指の先から足の先まで余すところなく流れているんだよね。
どこを切っても血って流れるもんな。とか考えてみたりしていたけれど…
大半は何か考えていたか思い出せない。なにも考えていなかった気がする。
考えることをやめるって結構難しいなと思っていたけれど、完全に呆けた。あっさりできた。眠っていたわけでもない。目を開けたままどこかに行っていたのかも。
考えることをやめているふりをしていたこともあったけど、本当に「考えることをやめること」「思考を止めること」ってできるもんだな。
と、2時間ほど呆けてやっと気づいた。
そしたら世界が止まった。
考えすぎで頭がパンパンになるという感覚はもともとあまりないけれど、こうやって頭の中に何もないという感覚を味わったことも、もしかしたら初めてかもしれない。
甘く、緩める…なんと心地のよいものか。よきかな~。