なかなかの好スタートを決めた『朝かぎっ子』ミッション。よかったわ~と一安心して過ごしていた。
ある日。次男を保育園に車で送りに行って、いったん家に戻り自転車に乗り換えようとしたら、夫が出てきた。
「長男が泣いている。理由はわからない」と。
なんだなんだ…と家に入ると、長男上がぐずぐず泣いている。どうしたのか?と訊くと…
「かかがいい」と…。
朝かぎっ子もむずかしいが、夫が家にいてもそれはいやだという長男
この日は夫とが家を遅く出る日だったので、二人でおはスタと見ていたらしい。すると突然泣き出したというのだ。
学校でなにかあったのか?
ただ単に寂しくなったのか?
長男しか真実はわからない。もしかしたら長男にもわからないのかもしれない。なぜ悲しくなってしまったのか…。
よく聞く話。小1になって「学校に行きたくない」と行き渋り、おかあさんが学校まで連れていくというパターン。なにを隠そう私も小1の時学校に行かれなかった。それは理由がはっきりしていおり、先生が怖くて嫌だったのだ。
でも、はっきりとした理由もなく、朝行き渋る子どもはいる。学校についてしまえば元気よく楽しく過ごすという場合が多いとも聞く。
長男に理由をあれこれ訊くが、なにも答えない。これ!という理由がないんだろうね。
「いってらっしゃい」と送り出してあげられないことがとても悲しい!!
夫はいたらいいけど、いれば大丈夫という存在でもないようで…(T_T)
とにかく「かかがいい」そうで…。
とりあえず今日は泣きながら一緒に登校。校門前で6年生の子に声をかけてもらい、一緒に入って行った。
この状況は、しばらく続いた…。
毎日遅刻するわけにも行かないので、色々試してみることに
最後に一人で鍵をかけ家を出る…なんてことはもっての他。最後に家を出るのは寂しいと断固拒否。その上、ととがいようといまいと、かかがいいそうで。
次男と保育園に送りに行くときに一緒に出て、また連れて帰ってきて、夫に預け私は急いで会社に行く。という方法をしばらくとり、1週間くらいでそれはなんとかクリアし、また再びととと朝二人で過ごすことは問題なくなった。
しかし、やはりととが先に家を出てしまう場合の過ごし方だ。
朝かぎっ子は断固拒否!!絶対無理!!と言うようになってしまったので、色々試すことに…。
パターン① 家の中で待つのはいやだというので、保育園から戻ってきて、隣の公園のパンダに乗って10分間過ごし、近所のお友だちが通りかかったら一緒に登校するパターン。
パンダに乗って号泣する長男を置いて出勤するのは本当に心苦しかった。これは私の精神が壊れそう。泣きながらパンダに乗ってユラユラしているぼうず上の絵はかなりシュールかつ、こころを締め付けた。生後8か月で保育園に入園し、いつも元気で、朝、泣いて困ったなんてこともなく、本当にワーキングママにとって『いい子』であった。
パターン② 車で保育園に行き、そのまま駅でわかれる。駅から学校まで15分くらいかかるので、私も遅刻せずに会社に行かれるし、長男も時間稼ぎになるし。
これは、実現ならず。ぼうず上が嫌がった。確かに慣れていない道で、知っている子がいるかどうかもわからず、ちょっと登校時間には早いのでだれも歩いていない可能性も高い。これは却下。
パターン③ やっぱり説得して、朝かぎっ子を押し通す!!
過保護な私はこれはなしでした…。甘いのでしょうか?
パターン④ 近所の仲のいいお母さんに朝預かってもらう
3軒隣に同い年のお母さんがいる。お母さん同士も息子も。サバサバしたお母さんで会えば話は盛り上がる。思い切ってメールで事情を話し、朝の15分間だけ、玄関で待たせてもらえないかと…。丁寧なメールをいただいた。「朝は毎日バタバタで15分前ともなると、一番戦争状態で申し訳ないけど、玄関の外でいいかな?家の中はちょっとむずかしい」と。
そうだよね!そうだよね!!朝はみんな忙しいよね。人んちの子まで面倒は見られないよね。テンパっていてそこまで考えが及ばなかった。反省。
玄関の外となると、正直公園のパンダとあまり変わらない気がするし、なによりも玄関の外でもご迷惑だなとなしにした。
この後も気にかけてくれて、持つべきものは仲のいいご近所さんだわ~と思っている。
結局、泣きながらなんとかやり過ごしていた。そして夏休みに近づき、学童の『夏休みの過ごし方』の説明会で、カウンターパンチをくらう。
夏休みの学童が開く時間は8:00である!!
これは、夫も絶対無理な時間なのだ。
トホホ…。朝かぎっ子が一番いいのだけれど、あまり無理をさせるのは、のちのちよくないことが起きそうな気がするし…。
学童の先生に相談すると、開く前に学童に到着して、玄関前で待っているお友だちもいるという。40分間ただ待つ…それを1か月続けさせる…それをやらせる強い意志は私にはない。
思いきって、会社に相談をしてみることに…。
これが、思いもよらない人間関係の問題に発展していってしまう。
つづく。