どうも、悩めるお母さんの春野です。
このブログでも何度もお話している気がしますが、うちの次男は学校へ行き渋り。『不登校』ではなく『行き渋り』。
小学校2年の秋くらいに、突然始まったような感じ。理由はあったような、なかったような……。きっかけはあったんだろうけど、「これのせいで学校に行きたくなくなりました」という確固たる理由はない。
次男はベラベラしゃべるタイプの子ではなく、じっくり考えて、必要な言葉だけを発するタイプ。当時もあれやこれや聞いてみたけれど、自分の気持ちを言葉にするのは難しかったようで、ただ押し黙って泣いていたのよね。
今はもう、学校の先生も多様化しているとは思うけれど、当時は基本的に「学校に来てください」「学校に連れてきてください」「来られないようでしたら迎えに行きます」というスタンス。
※当時から先生によって対応が違ったのかもしれないけれど、次男の担任はこういうスタンスだった。
私も学校大好き人間ではなく、ただ何となく学校に行っていた。『行かない』という選択肢すらなかったように思う。
「ガッコウトハイクモノデアル。以上」って感じ。
なので、当時から次男に「なんで学校に行かなきゃいけないの?」と訊かれても、「なんでだろう?」としか返事ができなかった。
「なんか行くものだから?」
「給食費払っているから?」
「義務教育だから?」
とか言っていたような気がする。
ふと、過去の記事を調べたら当時の記事が出てきた
⇒『子どもが学校に行かないのはなぜ?【ただの日記】』
あれから6年……。
そんな次男も、今は中学生。
小学校では週休三日をキープしながら卒業し、中学校に入ってからは、なんと6月末くらいまで1日も休まずに登校しておりました。
「かか、感動!!」
と、母は大喜びしていたわけです。
……が。
「そろそろ休むわ」
と宣言があり、また週休3日に。
まぁ、そんなにうまくはいかないよね(笑)
担任の先生は「心の休養ですね」と、それだけでした。
気の合う、いい先生です♡
で、いまだに私は「学校に行ってほしいな」と思っている。
思っているんだけど、
「私は、なんでそんなに学校に行ってほしいんだろう?」と、ふと考えた。
学校に行かないと何か困るから?
将来のため?
みんな行っているから?
……うーん。
どれもしっくりこない。
そんなことを考えていたら、ある日、ふと天啓が降ってきました。
(使い方があっているか不明(笑))
「あ、私が次男に貯めてほしいのって、これだ」
と。
それが、ゲームでいうところのHPとEXPだったのです。
HPを減らさずに生きる? それともEXPを貯める?
次男は吹奏楽部に入部した。
これも驚きだった。てっきり部活には入らないと思っていたから。
でも、朝練とか、土日の部活のときは「行きたくない」とつぶやいている。
いつでも行きたくないわけではないらしく、さっと行くときもある。何か理由があるらしいのだが、なかなか教えてくれない(笑)
で、コンクールが近づいたある日、泣きながら帰ってきた。
嫌なことがあったわけではない。ただ、なんかイヤだったみたいなことを言う。
そこで私は、
「ああ、HPが0になっちゃったって感じなんだな」
と思いついた。
私はゲームはやらないのだが、子どもたちがゲームをやっている横で見ていて理解したところによると、このHPっていうやつが0になると、「GAME OVER」とか「YOU DIED」みたいなメッセージが出てきて、やり直しとなる。
このHPを貯めるには、ポーション的なものを飲んだり、休んだりして回復させる。
だから、次男自身ももこのHPが0になる前に、休んだり、回復できるような何かをしたらいい。
そう提案した。
「HPを回復させる方法って、どんなことがある? 寝るとか? ゲームするとか??」
すると次男がこう言う。
「ちょっと休んでも大して回復しない」
「寝ても回復なんてしない。いろいろ考えちゃうだけだ」
なるほど。そうか。
大体の人は、このHPを回復させる方法を知っている。
というか、無意識にやっている場合も多い。
「好きなことをする」とか、「リラックスする」とか、そういった類のこと。
それを次男は、まだ発見できていないのかもしれないな、と考えた。
ここで、かかは「回復する方法」を考えるわけですよ。
で、話していてわかったことが、これ↓
次男は「HPが減らない方法」を取ろうとする。
すなわち、
「なにもせずに家で1人で過ごす」
を選択する。
たしかに……それならHPは0にはならない。
それもアリか……?
いやいやいや……!!
それをしていたら、ゲームはクリアできないではないかっ!!
EXPがHPのゲージを増やし、方法を増やす
HPが0に近づくのは怖いし、イヤな気分になるのは間違いない。
だけど、先に進むには、この経験をしなければ、新しいアイテムは手に入らないし、なによりも前に進まない。
どうしたって『少しの無理』をしなければならない。そう易々とうまくいくことは、あまりない。
だけど、(私の想像だけど)次男には、周りのみんなは易々と事を進めているように見えるらしい。
ああ、易々と進めている(ように見える)人が、とても身近にいた。
長男だ。
もちろん、長男だって悩んだり、後悔したり、失敗したり、無理をしたりしているだろう。
だけれども、かかの肌感覚で言えば、もともと持って生まれた気質もあって、次男よりHPのゲージがめっちゃ大きいし、MPのゲージも大きいと思う。
社交的で、リーダーシップもあり、前向き、ポジティブ、陽キャ、そこそこお勉強もできて、スポーツもそつなくこなす。
まぁ、生まれ持った気質はどうすることもできないので、次男に必要なことはEXP、すなわち経験値を貯めることだと思う。
EXPを貯めれば、アイテムも増え、HPのゲージも増える。
そしたら、ちょっとHPが減ることがあっても、全体量からすれば大した比率にもならないだろうし、アイテムでどうにでもすることができる。
はい、ようやっと来ました。
学校の話です。
子どもがEXPを貯めるには、やはり外に出なければ、人と関わりを持たなければ、EXPは貯まらない。
HPが減ることを恐れて家にこもっていたら、どうすることもできない。
もちろん、EXPは学校以外でも貯めることができるとは思う。
ただ、子どもは庇護下に置かれているので、大人ほど行動範囲が広くはない。
だから、手っ取り早いのが『学校』ってことなだけなのだと思う。
誰かと交流を持つこと。
それによって何かを感じたり、考えたりすること。
これを、かかは次男に経験してほしいと願っている。
幸せになるために。
人それぞれ、幸せを感じることは違う。
自分が何を幸せに感じるのか、何を心地よいと感じるのかは、家にこもっていては見つけるのは難しいと思う。
嫌なこと、不快に感じることも然り。
そんな話を熱弁したら、次男はちょっと「なるほど」っていう顔をしていた。
別に、学校じゃなくてもいいんだけどね。
いろいろ経験して、
「ああ、これをすると格段にHPが上がるな」
ていうことに出会ってほしい。
繊細な次男は、ちょっとしたことでもHPが、がくーーーんと下がってしまうから。
だから、できればHPを回復する方法をたくさん知っていてほしい。
そして、HPが減るのを怖がって何もしないのではなく、
「まぁ、ちょっと減るかもしれないけど、やってみるか」
と思えるくらいのEXPも、少しずつ貯めていってほしい。
アゲアゲでいってほしいな~。
……むずかしいかな~。
まぁ、いずれにしても。
今回、かかが「学校に行ってほしいな」と思っている理由が、自分でもちょっと分かった気がする。
学校に行くことそのものが目的なんじゃない。
いろんな人と出会って、いろんなことを感じて、考えて、失敗して、ちょっと傷ついて、たまにはうまくいって。
そうやってEXPを貯めながら、
「自分のHPは、こうすれば回復するんだ」
「これをすると、ちょっと元気になるんだ」
というものを、少しずつ見つけていってほしい。
その先に、次男なりの「幸せ」があればいい。
……と、そんなことを考えながら、今日もかかは次男のHPゲージを心配しているのであります。
そしてたぶん、心配しすぎて、かかのHPが先に減る(笑)

