『ゆでガエルの法則』っていうのがあるんだけれど知ってる?
よくビジネス界で語られる法則なんだけれど、人間心理にも当てはまることがあるなぁと思う。
熱湯にカエルを入れると驚いてすぐに逃げ出すけれど、常温の水にカエルをいれて徐々に温度を上げていくと、そのままゆだってしまって死んでしまう。
という法則。実際の科学的根拠はなくて、熱湯に入れたカエルはそのまま死んじゃって、常温に入れたカエルは温度が上昇すると逃げるらしい。まぁそれは置いておいて…。
科学的根拠はともかく、この『ゆでガエルの法則』を聞くと、「ああ…それかも…」と気づく方が多い。この気づきってとても重要だと思っている。
毎日夫から理不尽に怒鳴られているけど…
クライアントさんでも「モラハラだと思うんですけど、やっぱり離婚はしたくない」という方は多い。
もちろん、その気持ちはとてもよくわかる。事情も心情もくみ取ることはできる。
まず最初に訊くのは「体に何かおかしいなと思うことはないですか?」ということ。夫から怒鳴られて心臓がドキドキして、呼吸が苦しくなるとか、そういった体に及ぼす影響。もしそういうことがあれば、物理的距離をとった方がいいと思う。
ゆでガエルになってしまっていて、感情が麻痺している状態なのかもしれないから。自分でも気がつかないうちに心に蓋をして感情を殺してしまっているのかもしれない。
そうなると自分では気がつかないし、こんなもんだと思い込んでしまっている。
お母さんがそうならば、お子さんも同じことかもしれない。
我慢することがあたり前。
夫婦なんてこんなもんだ。
他にもっとひどい家庭もある。
うちは暴力がないから大丈夫。
生活はできている。
そんな風に自分に言い聞かせてきたのかもしれないし、もともと耐性が強すぎるのかもしれない。育った環境がそうさせてしまっているのかもしれない。
与えられた居場所が苦しかったら
それでもやっぱり「苦しくない」わけがない。「辛くない」わけがない。
「結婚してなにがよかったか?」と訊かれて、こう答えたことがある。「居場所かなぁ」と。「自分がここにいていいという場所」ってこと。
なんでそんな風に答えたのかよくわからないけれど、どっかで聞きかじったのかもね。
自分で選択した居場所
与えられた居場所
それを『こんなこと』で捨てるのはおかしい。と思っているのかもしれないけれど…
そんなこともないんじゃないかなぁと思う。
そこ以外に居場所ってないのかなぁ?
ちょっと一歩下がって、客観的に状況もみてもいいんじゃないかなぁ?
あれ?おかしいかも?って思ってもいいんじゃないかなぁ?
『辛い』って感情を感じるのは辛い
『自分を大切にしましょう』ってよく言うけれど、それってどんな自分でもいいと思ってあげるということも含まれている。
辛いという感情を感じたくないから、蓋をする。辛くないと思い込む。でもそれって『辛いと思っている自分』を閉じ込めて寂しい思いをさせていないかい?
もうがんばらなくていいよ~。だって辛いんでしょ~と自分を労わってあげる時間をとってみるのもいいと思う。
自分を幸せにする。
自分の味方で居続ける。
鏡の向こうのあなたはどんな姿をしていますか?
どんな表情をしていますか?
そんなあなたをみてどう思いますか?
普段あなたはどんな風にふるまっていますか?
酷い扱いをしてきませんでしたか?
どんな言葉をかけてあげたいですか?
「がんばっているね」
「いつもありがとう」
「あなたは悪くない」
「よく我慢したよね」
そんな言葉をかけてあげてみてはどうでしょう?
自分が疲れたら休ませてあげましょうよ。
感情や感覚が戻るまで休ませてあげましょうよ。
自分の感覚を信じてあげましょうよ。
ね~?
熱々のお湯の中で麻痺させているのであれば、誰かに話してみるといいと思う。客観的に自分のことが見られるようになるきっかけになるから。