お金問題

お金の価値観を夫婦ですり合わせるのってとてもむずかしいのよ

心理カウンセラーの山本春野です。

夫婦間でお金の問題…よくある事例。

どこにお金をかけるか、どこにかけないか…。
これは必要だけど、あれはいらないというお互いの価値観も邪魔をする。

「そんなことにお金を使うな」と言われたり「それいくらしたの?」といちいち聞かれたり…挙句の果てには「オレが稼いできた金だ」的なことを言われたり…(昭和か!)

そんな問題を抱えているなら、お金の問題のその下にある本質的な問題を見つけてみてはどうだろう?

お金ってパワーがあるから、どうしても注目しがちだけれど、実はその下にやわらかな問題や痛みの方が大切だったりする。

この記事を読んで、ストレートにお金問題が解決しますよとは言えないけれど、ちょっと視点を変えることで、視野が広がってすこしホッとするはず。

母のお金の価値観から

諸事情で実家に4日間ほど滞在した。2年くらい前までは母の言うことなすこといちいち腹を立てて、イライラしていたが、ある時突然開眼してイライラがほとんどなくなった。

人間変われば変わるもんだ。

で、母は全く変わっていないどころか、年を取って徐々に『クセ』が強くなってきてはいる。まぁそれは人間誰しもそうだろうね~。

※娘としては母は「強烈キャラ」だと思うのだが、一般的にはどちらかというと「愛されキャラ」らしい。

で、今回の滞在期間中にふと気がついたことがあった。それはお金に関してのこと。

母は太っ腹で、私たち家族が滞在中は全部支払いをしてくれる。外食もそうだし、ちょっとした買い物も出してくれる。今回に至っては、私が蜂に刺されて病院にかかったんだけれど、それすらも出してくれた。

ありがたいことです。

2年前だったら「自分で出すから!!」と声を荒げていたかもしれないけれど、今となったは「ありがたや~」と感謝の念が堪えない。

でも、ふと気になることが…

母は必ずお金を出してくれた後にひと言こう言う。

「高いわね」とか「結構するわね」とか「そんなにしたの?」とか…。

この言葉を聞いて、読者の皆様はどう感じただろうか?

① それってホントは出しなくないんじゃないの?
② 別にただの感想じゃない?
③ ただのケチ?

と、まあこの言葉を聞いただけで、人それぞれ取り方が違うと思う。

私はダントツ①と思っている。で、責める口調にはならないなと自分の中で確認したので、訊いてみた。なんでそんなことを言うのか?と。

驚いたことに、本人はとても驚いて「そんなこと言っているなんて気がつかなった」んだそう!!

完全なる無意識。私に対してなにかのメッセージでもないし、お金が無くなる心配とか、誰かに対する文句とかでもなかったんだと。

へーーーーーーーーーーーっ!

ただそこにある事実を述べていただけらしい。

人間関係とは、こうやって思い違いを繰り返していくもんなんだな。

まぁ、無意識にこういう発言があるということは、母もお金に関してフラットではない思いがあるんだとは思うけれど。

お金の価値観ってどこから?

私たちのお金の価値観は親からのインストールで成り立っている。

「お金がない」といつも言っている家庭で育つと、どんなに高給取りであってもいつでも「お金がない」という不安にさいなまれてしまうことがあったり、逆にお金があると、どんどん使って「お金がない」という状況に自らを持って行ってしまうこともある。

私の場合、決して貧困家庭に育ったわけではないのに、なぜかお金にとても執着があった。なにかっていうと『お金』に問題が出て来る。

「夫がお金をくれない」なんてその最たるもんだよね。

因みに同じ家庭に育った姉たちは特にお金に執着もなければ、お金問題もない(と思う)。

なんで私だけ??と思うけれど、上記の母の言葉に大きく反応してしまうあたり、その他の環境でそうなったんだろうなと思う。自己肯定感の低さとか、劣等感とかそういったもの。

各家庭で培った『お金の価値観』を持ち合わせて夫婦になって、いっせいのーせっ!!で共同生活を始めて、同じお金の価値観で生きて行こうとするほうが難しいと思う。

で、最初の話し合いなりなんなりをして、お互いに腹落ちして婚姻生活を始められればいいけれど、なかなかそうもいかない。

で、少なからず摩擦が起きる。

あっちがどうのとかこっちがどうの…という簡単な問題じゃないんだよね!としみじみ思う。

因みに我が夫のお金の価値観はここじゃないかな?と思った記事はこちら↓

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それってお金の問題なのかな?

夫婦のお金の価値観をぴちっと合わせることはまず無理だと思うところからスタートした方がいいと思う。

そうしないと、どっちが正しいか?という正しさの競争が始まってしまって、収拾がつかなくなっちゃうからね。

お金の問題が起きたら、チャーーーーーンスと思ってほしい。問題になりやすい事例だからこそ、そこに隠された本当の問題や痛みを掘り下げるのにいい機会だから。

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因みに私の場合は、お金の問題だと思っていたら、潜った先にはとんでもない恥ずかしいことが待っていたけどね~(笑)

そうは言われても、やっぱりお金が問題なんです…という方は一度カウンセリングはいかがですか?

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