ココロノマルシェ

自分のことを棚に上げてしまう。【ココロノマルシェ】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

放課後、長男の友だちが大勢来襲する(笑)
今日は特に人数多め。家中を使ってかくれんぼが始まっている。
ホコリアレルギー持ちがいないか心配になるわ。

さて、今日は【ココロノマルシェ】に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。

心理学が好きで、独学で勉強しています。

でも、心理学を知れば知るほど、自分を棚に上げて、職場の人を心理学的に分析してしまいます。後輩の相談に乗った時も自分の心理学のウンチク披露になってしまって、問題の本質を捉えることができませんでした。。。
その人にとっての正解を一緒に探せることが理想ですが、途中で気持ちが折れてしまいます。自分のことも満足にできてないのに、注意したり、アドバイスしたりすると、周りから責められそうで、怖くて、泣きそうになります。

そんな時、どうしたら良いかわかりません。
幼稚園生みたいな質問で、すみません。
アドバイスもらえたら嬉しいです。。。

(Chihiroさんよりご相談)

ココロノマルシェにご相談をお寄せいただきましてありがとうございます。

山本春野が自分のことを棚に上げて回答させていただきま~す。

********

心理学を独学で!!すばらしいですね~。心理学面白いですよね。私も学べば学ぶほど疑問が出て来たり、新しい発見があったりとますます興味が溢れてきます。

きっとChihiroさんもそうなんだと思います。興味をもって学んだものは日常生活に生かしたいし、できたら誰かの役にたつと、なお嬉しい。それはみんなが持つ欲求だと思います。

学んだことを誰かに伝えたりすることが、最終的にその知識を頭や心に落とし込むとも言われますから、当然だと思いますよ。

いろいろな心理学の考え方があるのはよくわかっていらっしゃると思います。そしてどんな学問も同じですが、日々研究され、研磨され、新しい発見や考え方が生み出されています。心理学も同様です。常に進化していますからね。こうだと思ったらああだったなんてことはざらですよね。

そうやって、自分が信じる心理学を使ってカウンセリングをしている心理カウンセラーがみんな人格者かっていったらそうでもないし、わかっているからできるってことでもないですよね。

私にとっては癒しで幸せでも、他の人にとっては辛いことだし、避けたいこと、ということもあります。

ちょっとくどくなりましたが、なにが言いたいかと言うと「正解はひとつじゃない」ということです。そしてどこをどう見るはその人次第で、それを他人がどうこう言うことではないということ。

そしてそれをどうこう言う人がいたとしたら、それはこちらの領域に侵入してきているだけなので、侵入されないよう境界線を張ることです。

どの考え方と採用するかは、その人次第です。Chihiroさんはとても優しい方なので、相手の方の立場に立ってものを考えることができるのだと思います。だからこそ「その人の正解」と一緒に探してあげたいと思っている。とても素敵なことですね。こちらの考えを押しつけたりもしないし、相手を尊重できるなんて、なかなかできないことですし、誇るべきことだと思います。

もし、Chihiroさんが誰かに注意やアドバイスをしたいと思うのならば、「私はこう思う」という前提の元、言葉を発すればいいと思います。そこに悪意がないならば、相手がどうとろうが、どう反応しようがそれは相手の問題であって、Chihiroさんの何かの責任があるとは私は思えないです。

確かに責められたりしたら、怖いし悲しいですが「そうなの?あなたはそう思うのね…。私はこう思ったんだけど」と境界線を引くことしかできないです。

ね、こういう意見やアドバイスも、Chihiroさん自身が採用しなければただの塵です。全ての言葉を採用しなかったとしても、ほんの少しでもChihiroさんの心に響くものがあればそれはうれしいことですが、そこを私がコントロールできることではありません。

いつかスパッと腹落ちするアドバイスに出会えるといいなと祈ることしかできません。

>>自分のことも満足にできてないのに

とおっしゃっていますが、個人的には「自分のことを満足にできている」と思っていたり、言っていたりする人がいるとしたらそれは「傲慢」ではないかと思っています。

「自分のことも満足にできていない」と思っているChihiroさんがとても魅力たっぷりだと思いますよ~。伸びしろありありの伸びしろガールです。

誰かに注意したり、アドバイスしたりする人がみんな完璧だとは思わないです。その『注意』したり『アドバイス』する領域のことで、なにかその人に「届けたいこと」があるだけだと思いますよ。

例えば私も同じです。今Chihiroさんにアドバイスらしきことをしていますが、「自分のことを満足にできている」とも思っていないし、Chihiroさんより心理学に詳しいとも思っていないです。そもそもChihiroさんの『問題の本質』をわかっているかも疑問です。

それでも、Chihiroさんの相談文を読んで、何か「届けたい」ことがあったんだと思います。

Chihiroさんも同じだったんじゃないかな?と思います。その方になにか届けたいことがあった。その何かは明確ではないかもしれないけれど。なにか助けになることがあると思った。上手くいかなかったかもしれないけれど。

人は見たいことを見て、聞きたいことを聞きます。

Chihiroさんが誰かになにかアドバイスしたとして、それをどう聞くかは相手次第なんですよね。Chihiroさんが相手に『何か届けたい』と思った時点で、その『何か』はお相手に届いていると思います。それがその方にとって正解かどうかはあまり問題ではないと思います。その人の『正解』はその人しかわからないので。

今回のご相談文で気になったのは

>>注意したり、アドバイスしたりすると、周りから責められそうで、怖くて、泣きそうになります。

というところです。

今まで、誰かにアドバイスしたら、必要以上に責められた経験がおありなのでしょうか?近い過去からさかのぼって思い当たることはありますか?

人は、過去の経験を積み重ねて、そこから目の前のことを判断します。それは決して悪いことではなく、自己防衛の一種です。だからそこは責める必要はないのですが、それがChirihoさんを辛くさせているのであれば、そこを癒してみるのもいいと思います。

その過去の「事実」はなんだったのか、そこから考えられるいくつかの「真実」を見てみるのは効果があると思います。

「責められそうだ」と思っているということは、Chihiroさん自身が、ご自分を責めているのだと思います。

ちょっと、「完璧主義」「理想主義」が強いのかな?

もし、Chihiroさんとお話しできることがあったら、ここら辺を訊いてみたいなと思います。

>>そんな時、どうしたら良いかわかりません。
>>幼稚園生みたいな質問で、すみません。
>>アドバイスもらえたら嬉しいです。。。

ということですが…

私もChihiroさんに責められそうで怖いのでやめておきます…

と言うのは冗談で(笑)、怖いと思ったら「なんで怖いのかな~」と自分の心を見つめてみるのもいいと思いますよ。そして「怖がっている私もOK」と言ってみてください。

そういうことが起きたということは、そう思いたい自分がいるということなんでしょうね。

そして何よりも重要なのは「私はどうしたいのか?」です。

それでも、なにか「届けたい」と思えば、言葉を発すればいいと思うし、「うまく届かなさそうだ」と思えば、その方の幸せを祈ることしかできないのだろうなと思います。

なにかの参考になれば幸いです。

ゆるく、あまく…行きましょう。

Chihiroさんの幸せを全力で願っています。

ご相談ありがとうございました。

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POSTED COMMENT

  1. Chihiro より:

    山本さん、質問に回答ありがとうございました!
    境界線を引くこと、完璧主義や理想主義を手放すこと、やっていきたいと思います。これから自分の芯をしっかりと作っていきたいです!

    • 山本春野 より:

      Chihiroさん
      コメントありがとうございます。
      ぎゅっと握りしめていたものを手放すと、あたらしい何かを手に入れることができるようになりますから楽しみですね。
      Chihiroさんの幸せを全力で願っています!

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