夫婦関係

事実と真実の違いについて③ 言葉の裏を読むか読まないか?

さっき驚きの連絡が夫からきた。

「夕飯は食べて帰ります」

という驚きの内容だった。

えっ?普通だよね?と思いました?そう思ったあなた!!うらやましいです!!

結婚13年…。こんな連絡をもらったのは新婚数か月間以来です。夕飯を食べるとか食べないとか、泊まるとか泊まらないとかの連絡は、基本ないんです。

それが今日どうしたんでしょうかね?浮気でも始めたんでしょうか?逆に疑います(笑)

今まで、とにかく連絡をよこさないことに腹を立てまくっていた私ですが、カウンセリングを受けまくり、自分軸を確立し始め、夫との距離感もだいぶ変わってきたことは分かっていましたが、こんなにも変化があることがなんともあれですわ…

逆に「大丈夫なの?」ですよ。

コナンくんは「真実はいつもひとつ!!」と言うが、あれは間違いである(心理学的にいえば)。実際は『事実』がひとつなのであり、『真実』はいくつもある。

事実と真実は違う。この事実と真実を違いを見ながら、日々の夫の言動について検証していく。

事実は変わらないもの。でも真実は変えられる。

なぜ、夫はそう言うのか、そしてなぜ私はそれに腹が立つのか?

なぜ夫は夕飯を食べる等の連絡をしないのか?

なんどお願いしても、いつ帰るとか、夕飯食べるとか食べないとかの連絡をくれない。そして、唐突に帰ってきて夕飯がないと、バタンバタンと大きな音を立てて冷蔵庫をかき回したりする。

用意しておいても、私が作った夕飯を食べずにカップラーメンを食べたり、コンビニでお弁当を買ってくることも多い。

少しでも美味しくないと、まるっと食べない。(義父はここで一言あるが、夫は黙って食べない)

そんなことが続き、嫁としてのプライドはすでに底辺。そして開き直って『鬼嫁』街道まっしぐらでここまで来た。

夫にウラミツラミを募らせ、復讐をずっとしていた。

しかしだ、ここで事実と真実を見ていきたいと思う。

ほぼ初めて「夕食は食べて帰ります」連絡受け取り記念です。

事実と真実の検証

夫は、なぜ「夕飯は食べて帰ります」の連絡をしないのか…。

事実は「するものという認識がない」だけである。たぶんね。

しかし、私の真実は「無視されている」「こっちの苦労を考えていない」「わがまま」「自分勝手」「私の料理が不味いという遠まわしの表現」

などどいう感じに信じ込み、それなりの態度を取っていた。実際「どうせ私の料理が不味くて食べられないんでしょ!」とか「食べたくないならそういえばいいじゃないか!」とか言っていたと思う。

だって、そう思うよね?せっかく作った夕食を横目にカップラーメンを食べていたら。

そんな話を姉やら友やらにすると、こんなことを言われていた。

「お母さんを若い時に亡くされているから、出来合いの味になれちゃっているから家庭の味は物足りないんじゃない?」

「春野はフルタイムで働いているから、夕飯は気にしなくていいっていう意思表示じゃない?」

とかね。

みんないい人だな~。

『連絡をしない』という事実。『私の作った夕飯を食べない』という事実をどう解釈し、そして解釈した真実に基づいて私がどう行動するかによって、人間関係は大きく変わるんだな~。

連絡をもらって素直にうれしかった

そして、今日「夕飯は食べて帰ります」という連絡が入った事実で、本気で喜んでいる。

うれしい理由は、「私のことを考えてくれた」に尽きると思う。そして実際「食べるのか食べないのか」を考えなくていいし、もし食べるならどうするか?という手間もない。

あ~毎日連絡くればいいのになぁ~(←期待)

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とここまで書いて、子どもたちを夕食を取りながら、また考えた。

なぜ突然「夕飯はいらない」という連絡を寄越したのか?

考えてみれば、私が仕事を辞めて家にいるようになってから、私の作った夕飯を食べる率が増えてきたと思う。その上お弁当まで「あるとうれしい」と言ってきたのである。お弁当を作ることは全く苦ではないので作っている。

結婚当初もお弁当を作っていた。しかし、食べて来ない日の方が多く、一口も食べていないお弁当を持って帰ってくることが多かった。で、なぜ食べないのか?と訊くと「変なにおいがした」とか「夏はお弁当は怖い」とか言うのでお弁当は辞めたという経緯がある。

あれはなんだったのだろう?

やっぱりはっきり言うと角が立つからそう言っただけで、本当は「お前の弁当は不味くて食えないんだよ!察しろよ!!」って思っていたんだと思う…

だから!違う違う!!言葉通りの意味だから!そこに非難とか、責めとかはないんです!!ただ単にもう「腐っちゃった」というだけ。

外回りだからお弁当はすぐ悪くなっちゃうから、せっかく作ってもらったのに食べられないのは申し訳ないからって思っていたかもしれない。

自分で自分を責めて、自己肯定感が低すぎるから全てそういう風に「責められている」という『真実』を見つけようとしているんだろうな。

でも…どういう意味だったのだろう?そして今回の「夕飯はいらない」の意味はなんだろう?

ほらほらほら!!また言葉の裏を読んで、自分に不都合な真実を見つけようとしているでしょ!!

こう言うのを『心の癖』というんですよ~。

言葉通りに受け取りましょう。

「夕食は食べて帰ります」に表の意味や裏の意味はないんですよ~。

「連絡をもらってうれしかった」という自分の感情を抱きしめて今日は寝よう!

ああ~また実にもならない記事を書いてしまった。

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