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恐怖や不安をあおるものは過去の経験でしかない、ポジ変換可能だけど

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

台風が来るようで、もうヤキモキ。
子供たちは、ウキウキ…。

それはなぜかって?

そう、去年の台風直撃で深刻な被害を受けた千葉に住んでいるからです!
それまでは、台風は嫌だし多少は怖いけど、それほどでもなかった。

いざ、あの状況に陥ると、脳内に「台風=恐怖」という記憶が埋め込まれ、常に最悪の状況が脳内再生され、去年よりひどい状態すら、いとも簡単に想像できる。

あ~やだやだ。台風怖い。

一方、子どもたちはなぜか「普通とは違った冒険チックな楽しかった経験」という記憶になっているようで…。

また電気止まるかな(ウキッ)
また図書館(避難所)で寝るかな(ウキウキッ)
暗いところで水のお風呂入るかな(ウキウキウキッ)

となんだかほんのり楽しみにしている。

勘弁してくれ。

でも人間の記憶なんてこんなもんだ。おんなじ事象に合っても、これだけ記憶の中の感情が違ってくる。

そう、毎度おなじみ「自分で自分の世界を作っている」というお話になっちゃうんだけど。

だからね、新しいことを始めるとか、新しい世界に入るとか、今いる場所をでるとか…そういう変化が怖いのって、過去からの経験をデータ化して、判断材料にしているだけ。

だけっていっても、これは『防衛』という観点においては重要でもある。

幼い頃に「火は触ると熱い」という経験なり知識なりを脳内にインプットしたからこそ、自分から火を触りに行ったりしないしね。触らないから不要な痛みも傷も追わないですむ。

それでも『火』は重要なもので、それをうまいこと利用して私たちは日々の恩恵にあずかっている。

そう、だからね、「火は熱い」という経験上の恐怖をふまえつつ「それを分かったうえで、私はどうするか?」という視点を持ってもいいんじゃないかな~と思う。

子供たちだって、『守られている存在』だからこそ、台風被害が『怖い』経験ではなく「冒険」の経験となっているわけだから、そのうち「台風の怖さ」を身をもって知ってほしいなと思ってはいる。

でもそれは本人たちの都合。私がどうすることもできない。

不自由だからこそ、守られているということが言えるし、自由はいつでも責任が伴うものだから。

怖さや不安で周りを囲んで、自分を守っているということもあるからね。
そこを出たら『自由』という解放感と、『責任』と言う重さも、もれなくついてくる。

それがいやだから、『そこ』にとどまるという選択もあれば、
エイヤっと飛び出すという選択肢もある。

どっちが幸せかを決めるのは自分自身だからね。

自分が見たい世界を見ている。今までも、これからも。

「愛」から見るか「恐れ」から見るか。物事はすべて100か0じゃなくて、80:20だったり、60:40だったりするから、物事を見る時に『愛』から見てみると、「恐れ」は減っていくと思う。

やってみて。

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