自分掘り

根本裕幸師匠の本『「いつも無理しているな」と思った時に読む本』

我が師匠の本が届いた。『「いつも無理しているな」と思った時に読む本』。

私はいつも自然体。すっぴんで暮らしているし、無理なんてせずにいい感じに休みを入れて、自分の意志で生きているから、あまり必要のない本かな…まぁ参考までに読むかな…と思っていた。

っていうか、私のように参考までに読もうかな…?と思ったあなた。たぶんね、えぐられますよ。気づかされますよ「ああ、これを『無理』と言うのか」と。

そもそも、「参考までに読もうかな」と思った時点で、呼ばれちゃってますけどね~(笑)

無理することに価値があると思っていた

自分では「こんなもんだろう」とずっと思っていた。そんな生活をしてきた。

「がんぱっててえらいね」と言われることが大好きだった。だからこそ自分には『価値がある』と思っていた。思いたかった。

結婚して、夫の父親の介護を自宅でしながら、フルタイムで働き、職場は電車で1時間以上かかり、子どもは2人。夫は介護や育児に協力的ではなかった(←これは価値観の問題かも)。

仕事はちゃんとやり、頼まれたら断らない主義。義父を施設に入れることも考えない。そして介護するための家を自分一人の名義で買い、ローンもひとりで払い続ける。義父の理不尽な要求にも我慢し、いい嫁になるための努力をし、「感謝です」と言い続け…。夫のことは考えず、日々の生活をするだけで精一杯だった。結婚してから自分の趣味の時間を持ったこともないし、息抜きもあまりなかった。

それでも、忙しい自分に酔い、「オレスゲーナー」と思うことでなんとかやり過ごしていた。

これを見て「えっ?無理しているよね?」と思う方が大半じゃないだろうか?でも当の本人は全然「無理している意識」はない。皆無。

今思えば、体に支障はかなりあった。いろいろあった。でもあの頃は心と体がつながっているなんて思いもしなかった。

そして、「無理しないで」「大丈夫?」「少し休んだら?」と言われることもなかった。いや、もしかしたら言われていたかもしれないけれど聞こえていなかった。

『「いつも無理しているな」と思った時に読む本』には11人の例が出てくる。読み進めていくうちに、どんどん『あの頃の自分』が登場する。もちろんドンピシャではない。私はこの人たちとは境遇も違えば、考え方も違う。

私に響いたのは『強がり』『罪悪感』そして『無価値感』。

義父が他界し、子どもたちも成長し、無理をしないでも生きていける環境があるのにも関わらず、まだまだ無理をする気満々。

私の抱える痛みや問題という荷を少しおろせばきっと楽になるのだろう。無理をしないで生きていくことの方がいいに決まっている。でもそれをする勇気がない。

それがなぜかと問われれば…

そうやって生きてきた今までの人生や、これだと信じていたアイデンティティをくつがえすことになるのではないかという恐怖心に他ならない。

それは、一生、心に分厚いメイクをしていくという覚悟が、私の価値だと思っていたのだろうな~。

すっぴんで生きていく!!なんてやっぱり恐ろしい…。でもきっとそれは楽なんだろう。それもわかっている。

大丈夫じゃないよ~と言う勇気と信頼

大丈夫?と訊かれれば、「大丈夫」と答えるもの。たとえ「大丈夫」じゃなくても。

因みに私は大丈夫じゃない時は大丈夫じゃないと言っている。でもこれが言えるのは本当に軽い事象の時だけだ。多分。

『大丈夫じゃないことは私にはない』

お前はナポレオンか!と思うけれど、実際本気で思っている。

本当は大丈夫じゃないのに、大丈夫だと思い込んでいてハードワークを続けます。気づかない。そして色々よからぬものが蓄積されていくんです。

知らないうちに…

そう、それは色々ありますが、自己掘り、そしてこの本を読んだ結果…この3つ。

『強がり』『罪悪感』そして『無価値観』

これに気づくと、今までなんなんだろう?と思っていたものが、ストンと腑に落ちます。

そうだったかのかと。

私は何を守りたかったのか?

さて、自分が『無理をしている』ことに気づいたわけですが、それでは私はそこまで『無理』をして何をしたかったのか?何を守りたかったのか?と自問自答する日々が続いています。

それをみつけるためのヒントはもちろんこの本の中にある。

アファメーションだったり、ワークだったり、イメージすることだったり…。

具体的な方法がつづられている。その時が来たなら、勇気を持てたらやってみたいと思う。

お恨み帳やアファメーション、「自分が本当はどうしたいのか?」と自分自身に問いかける、自分の感情につながる、女性性の解放…。

そんなところかな。

最終的には『ライフワーク』を生きることができるようになるのだそうだ…(ちょっと他人事風)

それを超えた先には恐怖ではなく、本当の世界がみえてくるのだろうな。

それもヨシ!と思えるようになる

本の帯にこんなコメントがある。

「頼られっぱなしの”しっかり者”がフッと楽になる!!」

3月に辞めた会社から毎日何度もメールやら電話がくる。もちろん頼られているからだろう。しっかり者で「山本さんに訊けばなんでもわかる」と今も思われている。かつての私にとってあの状況は願ったり叶ったりだったんだろう。無理して頑張って「大丈夫です!」と言い続けてきて、それが自分の『価値』だと思ってきた。

そこに「価値がある」と思っていたということは、それがなくなったら「価値がなくなる」と思っていたということであり「無価値感」が強かったのだろう。

でも、ほら、辞めちゃったでしょ。そういうことだったんだろうね。

退職してから、ずーーーっと気持ちがザワザワしっぱなしだ。自分の価値がそこにあると思っていたことがなくなれば、他を探す。またハードワークをしたくなる。

ハードワークをしないように気をつけての2か月が経った。へんな話「がんばって」休んでいる。(ほらまたがんばってるじゃない(笑))そして今…

すげーーーーーーーグウタラになっているんですけど!!そこにフツフツと罪悪感……ダメダメ!!そこで罪悪感をもつことじゃない。

しみじみと「無理してたんだなぁ」と思う。あの中にいる時は気がつかなかったけど。

それもヨシ!と思えるまで、ゴールは遠そうだ。。

私は生きているだけで価値がある。呼吸をしているだけで価値がある。

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』根本裕幸著↓

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※未収録原稿にはこの4つのテーマについてお話しています!
◎自立を手放して「女性性」が優位になると起こる変化
◎ファッションをコーディネイトしてもらう
◎セクシュアリティを解放する
◎あなたの変化は「トラブル」が教えてくれる

HPより抜粋

女性性やセクシュアリティ…今の私のテーマのひとつです…。
そういえば、先日カラー診断を受けました。私が引き立つ色はシャケの色や玉子豆腐の色だそうで(笑)。春色なんですって!自分の知らない自分を知るって怖いけれど楽しいかも。

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