長男に続いて夫が風邪をひき、家にいます。
「熱が36.9度もある…はぁぁぁ~」と大きなため息をつき、30分に一回熱を測り、「ああ、37度になった…」ため息をついています。
どうにかなんない??なんの主張??36.9度なんて平熱だし!!とのどまで出かかっていますが、私はよい妻なので何も言いません(笑)
さて、今日はLNEに寄せられたお悩みにお答えしたいと思います。
娘が学校に行き渋っています。
学校行ってくれると嬉しいと毎日プレッシャーかけてしまって、
私の母に最後預けて会社に行くのですが、私の母も厳しくて、車で学校に置いてきます。
今日は泣き叫んで学校を拒否したそうです。
私胸が痛い。
夫は娘と喧嘩してから4ヶ月も口を娘と聞いてませんが、それは初期の頃に
私が指導して娘に「ごめんなさい」をさせないからだ!と。
「俺は気難しいから、そうしなかった、おまえ(私)が許せない」
「俺は娘が不登校なのは、家庭内がギクシャクしてるのも原因だと思う。
そうしたのはお前(私)が 最初に初動を誤ったからだ。
もう 何回目だ?
毎回泣いて謝るくせに
いつもお前は同じだ。もう謝られても無理だ」
と。
わたしは娘のにも謝ったらと声かけもしましたが、「私は悪くない」という
娘の気持ちを尊重したのもあり、2人で解決できればと見守っていました。
けれど娘が悪いのではなく、むしろ不登校も夫の機嫌が悪いのも、全てが私のせい、だというのです。
反論したら、「じゃあ、俺が全て悪いんだな!」とキレました。
このまま離婚なのかな。
(Kさんより)
Kさん、ご相談ありがとうございます。
根本のブログなどをお読みになっていると思いますので、心理学用語を踏まえつつ、回答させてもらいますね。
ご相談文をお読みする限り、Kさんの夫さんに対しての感情があまりくみ取れなかったのですが、どういう感情をお持ちなのでしょうね?
人のせいにしやがって、自分だって親じゃないか!!
私が全部悪いってどういう了見だい??!(ちょっと江戸っ子みたいですね)
っていうことはないですかね?責められてとにかく謝ることでその場を収めようとする感じですか?
とにかく悲しい…ですかね?共感してもらえなくて寂しい…っていうのもあるのかな?
わかって欲しいという願いですか?
私がやっぱり悪いのかも?という罪悪感ですか?
家庭を上手く回せなかったという無価値観ですか?
今、Kさんの心にはどういう感情が渦巻いていますか?
どういう感情でもいいのです。いい悪いは全くないです。正解もないし、誰か悪いとかこっちが正しいとかそういうことでもないのです。
今目の前に起きていることで頭がいっぱいで、そんなことをゆっくり考える暇はないとは思いますが、少しトイレにでも籠って感じてみてください。
夫さんと闘う必要もないし、誰か悪いのかを断罪する必要もないと私は思います。
まずはそこから抜けましょう。Kさんから。
夫さんが何を考えているか、感じているかはわかりません。全て予想でしかありません。
せっかくですから、心理学的に考えてみたら…を繰り広げてみましょう。
「おまえが全部悪いんだ!」と夫さんは言いましたね。
人はかならず心の底に『罪悪感』を抱えています。その大きさは千差万別で、その表れ方もそれぞれです。
「やっぱり私が悪いのね」と感じる人もいれば、気づかぬうちに「毒のような私は幸せになってはいけない」と潜在意識からのコントロールで、あえて幸せから遠ざかろうとする人もいます。
ま、いろいろだよね。
人はだれでもネガティブな感情を感じたくないものです。感じそうになるとそこに蓋をしようとします。
例えば、家庭内で起きた問題に直面した時、どうしても「何が原因か?」を考えると思うんです。その時に心のどっかで「自分が悪いのか?」と感じた瞬間に、シャキンと拒絶することがあります。自分が悪いというネガティブな感情を抑えたくなるんですよね。
そんな時は「自分じゃなくて他に悪い原因があるはずだ」と外に目を向けることで、自分を守ろうとします。防衛本能です。
で、周りを見渡した時に『悪いことにしてもよさげな何か』を見つけます。そして『それが悪い』ということにして、攻撃をします。
でもね、そうすることで何が起きるかっていうと、より多くの罪悪感を自分に植え付けることになるものなのよね。
罪悪感の地層に新しい層ができるだけ。
ネガティブな感情を感じなくするために、被害者になり続けるってこともできる。
被害者って便利なのよね。私は被害者ポジション大好き。だって私は悪くないから。
被害者になるためには「悪い何か」が必要でしょ。かわいそうな自分でいるためには『加害者』が必要だから。
でもね、この被害者と加害者って結局は同じことなんです~。
例えば、夫さんは「おまえが全部悪いんだ~」と言いました。
被害者です。この時点で。夫さん目線でね。
でも、Kさんがなにか反論しました。
反論したということは「それは違うよ」と言ったということだと思います。
ということは、夫さんにとっては「あなたが加害者だよ」と言われたということです。
被害者だったはずなのに、「加害者」にしやがったとまた被害者になろうと攻撃します。
攻撃した時点でもう加害者なんだけどね。
どっちが正しいとか、過去にこういことがあったからそれが原因だからどうのこうのとか…
どっちがいいとか悪いとか…。
犯人探しをし続けていて問題が解決するのかっていえば…どうでしょう?
今回Kさんは勇気を出して相談を寄せてくださいました。
ここは意を決して『無害者』になりましょうよ。
正しさを主張し始めると、どっちかが合っていて、どっちかが間違っているってことになりますよね?
どっちかが「はい、私が間違っていました」というまでその争いは続くんです。
そもそも謝ったとしても、正しさの争いは続きますよね?
「泣いて謝って」いるのに、正しさの主張は続きます。
正しさの争いは幸せになりません。どっちかが折れたとしてもその関係性は幸せにはならないもんです。
「でも、難しいよ。あっちが正しさを押しつけてくるんだから」って思いました?
これも被害者加害者になっているんですよね。
あっちがやめないからやめられない。あっちのせい。
厳しいことをいってごめんなさいね。
夫婦は鏡だから。Kさんが感じていることを夫さんも感じていると思いますよ。
無害者になるために、Kさんに今できることはなんでしょうね?
根本のブログでいいやつ見つけたので、こちらをどうぞ(笑)
白か黒か、離婚か夫婦再構築かと2択じゃなくて、選択肢をどんどん増やしてみたらどうだろう?
さて、話かわって…
娘さんとはどういう話をしているんだろう?
Kさんとは話をしているのかな?
Kさんが娘さんに学校に行って欲しいと思うのはなぜだろう?
娘さんを思う気持ちはとても素敵です。
きっとKさんは学校で多くのことを学んだんでしょうね。
娘さんは学校の話をしてくれますか?
それに対してKさんはどんな返しをしますか?
もしKさんと話をすることがあったら、こんなことを聞いてみたいなと思いました。
子どもは95%は親の都合で生きています。
自分の都合なんてほどんどない。
守られている=不自由ですから。
決して悪いことじゃないけれどね。
ひとりでお留守番は心配だから家に置いておくことはできないかもしれないけれど、子どもの都合も多少は、安全な範囲できいてあげるのもいいかもしれない。
そして個人的に娘さんの発言「私は悪くない」にしびれました(笑)
悪くないと感じているのに強制的に謝らされることって、イヤな気持ちになるけれど、やっちゃうでしょ。その場をおさめたくて、怖くて。
でもそこで主張できる娘さんすごいです~。尊敬しちゃう。
そんな勇気満点の娘さんと○○の正しさとか、○○すべきとか、普通は○○を全部とっぱらって話ができるといいですね。
Kさんもハートをオープンにしてみてくださいね。
参考になれば幸いです。
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