こういう状況になったのはやっぱり私が悪かったせいかな…と思うことがある。
こうやって言語化して思うのであればまだいいが、潜在的にこう思う癖がついてくるとどうなるか…ご存知?(ちょっとスネ夫のママみたいな言い方だな)
私が悪い→私がいるからよくないんだ→私は毒のような存在だ→そんな私が幸せになってはいけない→っていうか幸せになるわけがない
という潜在意識が、これまた潜在意識下で、幸せにならない方向へ自らを導いてしまい、幸せじゃない選択を選び、そして自分を幸せにしないような状況や付き合いを、無意識に選んでしまっているということがある。
恐ろしいね。
なんでそう思うようになった?
同じことを言われてもそう思わない人もいればそう思う人もいる。そう思うようになった根本原因というものがあると思う。心理分析っぽいね(笑)
例えば私の話。
義父は料理に関してなんだかんだ言う人で、結婚当初本当にそれがイヤだった。味噌汁も好みの温度じゃないと「熱い」とか「ぬるい」とかいって飲まなかった。
「熱かったら少し待てば冷めるではないか」とも思ったし、「ぬるかったら温め直すし」と思った。(一度出したものの温度が気に食わなければ温め直してもそれはもう飲まない)声を荒げるわけでもなし、説教がはじまるわけでもない。ただそれだけなのだが、私は非常に傷つき、文句も垂れたが、結局落ち着くところは「まぁ私が悪いんだろうな」だった。
こう思う根本はこれだ。
罪悪感
まぁ、自分を分析したり、過去に遡ったりすれば「なぜ私がこう思うようになったのか」は分かるし、今はなんとなくわかっている。これがわかると少し自分を傷つける頻度は減ってくる。
ああ、これって罪悪感か…と思うだけでも楽になる。
過去の事例を持ってきて、今の自分を自分を責める
いつでもいつでも自分を責めているわけではないと思う。ふとしたきっかけに、自分が悪くない時でも、心の奥底に眠っていた過去の事例がむくっと目を覚まし、自分で自分を攻撃し始める。
それは、被害者でも加害者でも同じ。
加害者の場合、誰かの一言で、例えば妻の一言でとか、会社での何かとかが、過去の事例を叩き起こして罪悪感を揺さぶる。それを感じるのがいやだから「いや、オレは悪くない」と信じ込ませるために、正義を振りかざしたり、相手を怒鳴ったり、自分の意見を通そうとして声を荒げたりする。
そうするとまた罪悪感が溜まるんだけどね。
被害者の場合は、例えば夫に怒鳴られたりしたら「ああやっぱり私はこう言われる人だから」としょんぼりする。謝ったりする。それが相手の罪悪感をまた刺激したりしてもっと怒鳴られたりする。(
そうするとまた「やっぱり私は毒だ」と罪悪感が溜まる。
いたちごっこ。
なんでもかんでも「私のせい」と思っている人ってたまにいる。そんなことないよといっても「いや、そうなのよ」となる。いくらなにを言おうとももう潜在意識に刷り込まれているからそう思わざるをえない。
それ、思い込みだからね。
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夫が怒る理由はあったんだろう。そのきっかけを作ったのはあなたの行動や言動だったかもしれない。でもそこには根深いなにかがあるし、その根深い何かまであなたが知ることはできない。
もし、夫が怒ってしまったら、その怒りを引き受けることはない。あちらは「お前のせいだ!」と押しつけようとするかもしれないけれど、それは受け取り拒否してかまわない。
怖いけどね。
誰にもあなたを傷つけることはできない。過去のあなたがあなたを傷つけている。
幸せになっていいんです。幸せにならないように仕向けているのは…勘違い。
私たちは幸せになっていいんです。幸せになっちゃいけないと思っているのはあなた自身なんだから。