毎日暑いな。ただ今、絶賛引きこもり中なので、本当に外がどれほど暑いのかはわからない。先日ちょっと小学校に用事があって真昼間に行ってみたら、あまりの暑さに帰ろうかと思った。
こんな猛暑の中、重いランドセルと背負って、息苦しいマスクをして学校に通っている小学生諸君を本気で敬いたいと思う。マスクなんてしなくていいよ。でも、子どもたちちゃんとマスクしているんだよね。先生は「周りに誰もいない時は外しましょう」っていっているらしいけど、律儀にみんなしている。
命を守れよ~。
さて、そんな暑さで、命の危険を考えて子どもたちが帰ってくるとクーラーをつけることにしている。そうなるとクーラーが体に合っていない私は筋肉がこわばってきてしまうという悩みがある。汗をダラダラ書きながら、がぶがぶ麦茶を飲んでいる方が、体が楽なのだ。そしてほんのちょっぴり「その方が健康」とか思ってしまっている自分もいる。
夜中のクーラー問題がある。(夫は低く設定したいけれど、私が消す。すると夫は寝れなくなりまたつけるというよくあるクーラー戦争)、先日テレビをみて私が心を入れ直し、ふっかふかの布団にくるまって寝ることにしたら、双方ハッピーになった。キンキンに冷えた部屋でぬっくぬくの布団にくるまって寝るのも悪くない。
ここまできて「ちょっと待った!!」という人は多いのではないだろうか?
そう、自分の価値感…つまり正しさの競争をふっかけたくなる。
あなたは間違っている。
私が正しい。
この思いはずっと持っている。これを捨て去れ!!とは言わないけれど、すこし緩めた方が、気持ちが楽になるし、幸せが近づくと思う。
こんなことよくあるのでは?
クーラー戦争で言えば、まず双方の意見が真っ向からぶつかり合う。
クーラーをつけっぱなしは電気代がかかる。
健康にも悪い。
寒すぎて眠れない。
私が寒いって言ってるのを分かってくれないの?
VS
暑すぎて眠れないから次の日の仕事にも影響が出る。
熱中症になるかもしれない。
とにかくこちらの言う事を聞け!
と言った感じの正しさの戦争かな。常識と感覚の違いが生み出す正しさの競争。
これって、部屋の温度だけが問題で、そしてそのことだけに二人とも注視できるのであれば、ビジネスライクに問題解決に向かっていくのだけど、正しさの競争の問題はここにはない。
そもそも「クーラーをつけっぱなし寝る」ことが正しいわけでも、「クーラーを消して寝る」ことが正しいわけでもない。ただお互いの「あくまで個人の常識」がぶつかり合っているだけ。
あなたが我慢すべきでしょ?
私が我慢しなきゃいけないの?
うん、そんなことはない。だけれどお互いの常識や価値観をがっちり固めたまま、相手に自分の常識を突き付けて押し通していたら…ひずみが生まれて、いつか完全に割れる。
お互いに。
じゃぁどうしろって言うの?
お互いが、どっちかの常識や価値観を突き付けて押し通しても、どちらかが幸せでない。正しさの競争に勝った方だって、譲歩してくれたとか、我慢してくれたとか、犠牲を払ってくれた相手がいることがわかっているわけだから、潜在意識に『罪悪感』を植え付けることになる。
さて、じゃあどうするか。
「どっちの常識価値観が正しいか」に着目することは、一旦横に置いておいて…
『双方幸せになる落としどころ」を見つけることに注目してはどうだろう?
何でそう思うのかを言う、聞く。それをすべて受け入れなくても、ベン図のようにお互いの思いが重なっているところがあるはずだから。
自分の常識や価値観を否定するわけでもない。
全く違う環境で育ってきた二人が同じ空間で生活をする。正しさを主張するより、幸せの選択を丁寧にしていった方がいいと思うんだよね。
その競争、幸せを目指していますか?
もうすでに婚姻生活も長くなり、ずっと正しさの競争をしてきてしまって、私が話し合いをしたくてもあっちはもうする気ないから、ムリーーーーー。
と思うかもしれない。
そんな場合は、まず自分から。なんでこの人はこう思うんだろう?なんでこの人はこういう行動をとるんだろう?と観察してみて、一つずつ「この人はそういうことをする人なんだな」と受け入れることから始めてみては?
自分の常識が正しいと思っていると、相手がすることは非常識に見えて腹が立つ。そうしているうちに「こいつダメだわ」とバカにし始める(←かつての私)。
そこから「この人はこう考えるんだ」という線引きができてくると…相手を尊重できるようになる。
こういう考え方もあるんだなっていう具合に。
自分軸があると、それに合わせなきゃ!とも思わなくなるしね。
コミュケーションはこんな感じ
常識の食い違いにあった時に「はぁ?あんたそれおかしいよ。普通に考えてもどうかと思うよ」みたいな言い方をしたくなるのはよくわかる。(過去の自分)
「私は○○だから、○○だと思うんだけど、あなたはどうする?」と、「私は」という主語をはっきりさせる。つまりは『自分軸』。で、「あなたはどう思う?」と意見を求めてみる。
相手は自分の常識を押しつけようとするかもだけれどそんな時は「あなたはそう思うのね」と受け入れる態勢をとってみるのがいいと思う。
ただね、そういうコミュニケーションができる相手かどうかにもよるから、そこは本心を言っているのかどうかの判断も必要になってくるけれど。
まぁ、パートナーと言えども所詮他人同士。完全なるコミュニケーションはできないけれど、常に「幸せを選択』することを続けていくのがいいと思う!
というわけで、我慢でも犠牲でもなく『キンキンに冷えた部屋でぬっくぬくの布団をかけて寝る」という幸せを私は手に入れた(笑)