子どもはひとりでいいと思っているのに「二人目まだか?」「兄弟いないとかわいそう」「やっぱり普通は二人以上いないと」等々、面倒くさいこと言ってくる人いますよね?
面倒くせぇな…無視無視で済ませられれば気が楽だが、そうもいかずなんとなくモヤモヤとしてしまう…。そんなモヤモヤをどうにかして~~!!と思うそこのあなた!!
まぁ結論として、「気にすんな!他人にあなたのお産をどうこう言われる筋合いはない」としか言いようがないのだが、楽天的になるためにちょっとした気の持ちようをお知らせします!
子どもを産む権利を与えられなかった男はいう権利もないの
わたしには義妹がいる。カラッカラにドライにもかかわらず、非常にピンポイントでうれしいことをやってくれるいい義妹である。
彼女は男の子がひとり。しかし二人はまったく考えておらず、むしろ「いらない」と思っていた。理由は「つわりが辛いから」というものだった。実際本当にひどかったらしく、産まれる直前までつわりは続き、なんと産んだ直後も吐いたというのである。食べられるタイミングはほんの一瞬で、その一瞬を逃さないために、小さいおにぎりをたくさん用意していたそう。
それは辛い!!
しかし、わたしにとっての義父(じさま)、彼女にとっての実父(じさま)はちょいちょい「二人目まだか」と言っていた。カラッカラにドライな彼女もあまりに会うたびに言うので「いらないって言ってんのに、しつこい!」と声を荒げることもあった。
ある時、家族の集まりがあって、わたしの実父(じいじ)もいる前で、またこのネタになった。おじじのお決まりの「兄弟がいないのはかわいそう」「ぼうずたちもいとこがいた方がいいに決まっている」という面倒な発言が続く。
義妹は「つわりがいやなんだよ。本当につらかったからあれをもう一度やれと言われてもできない」と言っていた。わかる!!つわりがひどくなかった私でさえ気持ちわかっちゃう。
しかし、じさまはしつこく言い続け…するとじいじが口を開いた。
ズギューーーン!!
じさまもシュンとなった…。
とにかく人に指示したいだけだから!いわゆる上から目線
義父だけなく、義母も実母も「二人目まだか」と言ってくることは多い。っていうか、もしかしたらそっちの方が多いかも??
出産を経験し、子育ても経験しているのに、なんで気持ちを分かってくれないんだろう?とモヤモヤしますよね?
それはね…忘れちゃってんのよ。自分がやってきたことも、辛かったことも。人間は忘れるというすばらしい能力をもっているんですね。だから「自分のことを棚にあげる」こともできる。
さっき出てきた「男にはお産をとやかく言う権利はない」の発言の後に、じいじはこうも言った。
知らなかった。確かに「辛かった」ということはよく覚えているが、そこまで辛くなかったような気もしている。
ズギューーーン!!ズギューーーン!!
ただ忘れちゃっているだけなのよ。辛かったことを。それを棚に上げて「二人目まだか」という義母、実母はただ「あなたのためを思って」言っているわけでもないし、ただ何かを指示して「人生の先輩であるわたし」「すでに経験しているわたし」を誇示したいだけだから。忘れちゃってんのに。
そんな忘れちゃっている人からの指示なんて訊かなくていいから!!
そもそも納得できない人の言うこと何て聞かなくていいから!
安心して!! 指示に従わなかったと言って責められる要因は1ミリもないから!!
こころのどっかに二人目いたらよかったのに思っているなら
ほんの少しでも「言われなくても私だって欲しかったよ」と思っている場合は、やっぱり「二人目まだか」と言われると落ち込んでしまう。
わたしの場合は3人目欲しかった。しかし! よくよく考えた結果、年齢的にも経済的にも3人目はなかった。
ましてや、不妊治療に挑んでいるとか、頑張っているのにできないという場合はなおさらだ。
そんなことはわかってる!!あんたに言われたくないよ!!人のことはほっといてよ!!
って、思うよね。
そもそも、人ってね、そこまで人のこと考えているわけじゃないし、特にそういうデリカシーのない人たちって、もっと考えてないの。
もしかしたら、「今日はいい天気ね~」と同じレベルの話をしている可能性もある。
※跡取り問題とか、そういうヘビーなやつはちょっと横に置いておいてください。
だから結局…
出産は命かけてます! 一人産んでたらそれはよくわかる。
こんな大変なことを気安く「産んじゃいなさいよ」的に言われても困る。
困るでしょ?
ムッとすることもない。命かけられるほどの覚悟はもうできないし、命かけたくて努力もした。
だから、自分以外のだれかにとやかく言われる筋合いはないの。
気にせんでいい。
「そうですね~二人目…ないですねっ」(にっこり)としておけばいいの。
自信をもってそんな言葉蹴っ飛ばしちゃおう!!
以上!