昨日『ハウルの動く城』のソフィの自己肯定感の話を書いた。(大した話じゃないけど)
で、もうひとつ気になったことがあった。
それは『荒れ地の魔女のハウルの心臓への執着がハンパない件』について。
なんであんなに欲しがったのか。
最早「なんで欲しかったのか」もわかっていないだろう。
そして、手放した時の感情はなんだったのか?
ってところが気になった。
執着っていうのはそういうもんで、最初はきっと『愛』が欲しかっただけだったはずなの。それが手に入れば、きっと『あの時』に戻れるいうものが多いかな。
その愛が執着に変わってしまった。
それはもはや愛の原型をとどめない『不安』『疑い』。
思い込みや、幻想に囚われてしまっている。
荒れ地の魔女にはいろいろな囚われがある。
美、老いへの恐怖、強い力、たった一人の愛、幸せだった過去。
これって、多分ソフィにもあるんだろうなと思うけど。
これを手放したきっかけは、ソフィからの思いを受け取った時だったと思う。
目が開かれた。目をあげて周りを見渡せば、欲しかったものがあった。
『欲』を抱え込んでいると、周りが見えなくなるからね。
与えることもできないし、受け取ることもできない。
どうみても執着している状態は「辛い」と思うんだけど、当の本人はもうそれしかないから「辛い」ことに気づいていないんじゃないかな。かといって「幸せ」でもないんだけどね。
荒れ地の魔女になっていないか
『美へのこだわり』『若さへのこだわり』『過去への郷愁』は悪いことじゃない。
『こだわり』とか『懐かしむ心』はいいことだと思う。
『こだわり』と『執着』の違いは周りが見えているかどうか。『こだわり』の場合は「もっといい情報」があれば取り入れると思う。執着の場合は「これじゃなきゃダメ」って思っているから、他の情報は目に入らない。
「美しくなりたい」という思いも「若くありたい」という思いも、動機がポジティブかネガティブか?が大切。
美しくなければ、若々しくなければ『価値はない」という動機から始まると「○○しなければ○○になってしまう」という思考回路になり、執着に結びつきやすい。
美しく、若々しくあるとテンション上がる~!!っていう動機だったら、きっと選択肢が増えるだろうし、楽しいだろう。
そこが『こだわり』と『執着』の違いになるのではないかな。
荒れ地の魔女もハウルの心臓を手に入れたら、もう絶対離さない。自分が燃えてしまったとしても離さない。そんなことしてもハウルの気持ちを取り戻せないし、力だって手に入らないし、幸せになれないってわかっているのに手放せない。
わかっちゃいるけど、離せない。手放す方法だってわからない。
今の思考回路が辛いなと思うのであれば何かひとつ小さな「執着」を手放してみてはどうだろう?
「○○じゃなければ○○になってしまう」の○○の部分。
お金を稼がないと私は価値がない人になってしまう。
がんばらないと誰にも認められない人になってしまう。
元カレじゃないと、誰からも愛されない人になってしまう。
こういう風に囚われていると、全然周りが見えなくなってしまう。
手放すためには今握りしめている○○をそっと誰かに差し出してみること。
手放してみたら結構大丈夫だったってことあるよ?
荒れ地の魔女もハウルの心臓を手放した後のほうがかわいくなっているしね。
欲しかったものが手に入らなかったのに、自分から手放したのに、荒れ地の魔女はとっても幸せそう。
それはなんでだろうね~?
執着を手放したら、どんな世界が広がっているかな~。
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