夫婦関係

頼めない、頼れない…察してちゃん妻の苦悩について…【心理学】

もじゃもじゃ頭のカウンセラー 山本春野です。どうぞお見知りおきを。

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私は頼むことが苦手な女子なのかと気づいた時はもう既におばさんでした。

それに気づいてから、頼んでみよう!と吐きそうになりながら頼んだりしている。ほんとに吐きそうになるのはご愛敬。それもだんだん薄れてきているから、日々進化している。

旦那さんに『頼る』のが苦手な方…多いんじゃないかな?と。頼むくらいなら自分でやった方がいいと思う方…結構いるんじゃないかと?

旦那さんじゃなくても、彼氏でも上司でも部下でも誰でもいいけど、『頼る』ことが苦手なのはなんでなんでしょうね?

まぁ色々な心理が働いているのは間違いない。

自分でやった方が早い
できない人と思われたくない
断られたらイヤ

そんな気持ちが心の底でうごめいて…結局自分でやっちゃう。時には無理をしてまで。

ひとつひとつは小さいことかもしれないけれど、これが溜まりに溜まっていくと、自分の中でも無理がたたって「どうせ私なんか誰も助けてくれない」というどんづまりになってしまうことがある。

自分でそう仕向けたくせに…っていう声も聞こえるんだよね~(トホホ)

夫に頼むのが嫌だから、あっちが気づくべきだと心のどっかで思っている可能性の方が高い。

っていうか、私がそうだったことを昨日気づいた(遅い)。

その根底にあるのは『無価値観』というものなんだって知ってた?

『無価値観』=私は誰の役にも立たないという思い。

人はね、誰でも「誰かの役に立ちたい」「誰かの喜びになりたい」と思っているもので、それが叶わなかった経験があると、そうは思えないという事象ばかりに目が行くものなんだよね。

『頼れない』というのはその最たる事象のひとつだと私は思っている。

あっちが気づかないのかおかしい…?

ここからは、私の話。ごめんなさいね、自分の話ばかりして。面白くもない夫婦喧嘩の話。

半年くらい前から私の街乗り自転車の空気が抜けていて、乗れない状態だった。

だから、空気を入れたかったのだけれど、我が家にある空気入れは特殊(に私には見える)。

夫は自転車が趣味でウン十万する自転車が数台あって、レースにも出るから、空気入れがなんか4つくらいあるけど、空気を入れる口の部分が街乗り自転車には合わないように見える。

だから、夫に頼んだ。空気を入れるのを。

でも、やってくれない。一向に…。言っても生返事。ずっとゲームをやっている。
折を見て何度も言う。でもやってくれない。

で、先日「これで最後だ」と思って、頼んだ。

ねえ、空気入れの使い方教えて
えっ?普通に入れればいいんだよ。
いや、なんか口の部分が合わないんだよね。なんか部品を付けるような気がするの。
なんだよ、それ。そんなことないだろ

と、ゲームをしている夫に話しかけた。

さて、問題です。これ、本当に頼みたいことを頼んでいるでしょうか?

私はだんだんイライラし…

もうさ、半年も前から何度も頼んでいるんだよね!ずっと無視されてさ!!やってくれたっていいじゃない!! 空気入れてくれたっていいじゃない!!

と声を荒げた。

えっ?全然知らない。そんなの頼まれていない。

と言いながら、立ち上がった。でも顔は怒っていて、態度もバンバン!!という感じ。

その態度に腹を立てた私はさらに腹を立て…

ちょっと頼んだくらいで、そんなに不機嫌になることないでしょ!!

とますます声が大きくなる。

ここで、私はふと気づいたのだ。

あれ…?私は「自転車の空気を入れてくれ」と頼んだことはあったのだろうか?と。

答えは……『NO』だ。

半年前から、言っていたのは「空気入れの使い方がわからない」だ。思い返してみても、これを伝えていたように思う。

実際、空気入れの口は街乗り自転車用になっておらず、夫も「あれ?部品が足りない」と言ってゴソゴソ探していた。

夫はなんで私が空気入れが使えないことがよくわからなかったのだろうし、
私は自転車の空気を入れられないという無能な私を晒したくなかったのだろう。

思いはいつもすれ違う。

無価値観が引き起こすすれ違い

正直、大した話じゃない。でもこの気づきは私にとって驚きだった。

私って、『察してちゃん』だったの??!!と。

「空気入れの使い方を教えて」と言えば、旦那が気を利かせて自転車に空気を入れて然るべきと思っていたんだろうか?

それもそうだろうけれど、「なにかできないことがある」→「自分が役立たずだと思われたくない」=「できたらそれに気づかれず相手にやってもらいたい」という思いがあったのではないかと。

なんかの感情に蓋をするのが『怒り』

『怒り』が出てきたら、その下の感情は?と聞いてみるのも悪くない。

ああ、そんな感情気づきたくないけど、自分の中にあるのはもうしょうがないね!

今度からはこじらせないで、ストレートに頼んでみよう。
私は「役立たず」なんかじゃないんだから。

誰かに頼れない
もしくは、なんでやってくれないのかわからない
夫に怒りがわく
毎日がイライラしている

そんなあなたはもしかしたら『無価値感』を募らせているのかもしれません。

そんなあなたの、モヤモヤイライラを聞かせてくださいね。

因みに、自分の怒りの下の感情に気づいたから、清水の舞台から飛び降りるつもりで、謝って、感謝を述べ、そして「あなたは私の喜びです」的なことを伝えてみた。

うん、予想通り、反応は薄かったけどね!(笑)

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