心理学講座

誰も助けてくれないと嘆く時は自分の足で立つサイン。『依存』から『自立』へ

もじゃもじゃ頭の熟妻カウンセラーの山本春野です。どうぞお見知りおきを。

大なり小なり、私たちは誰かに依存して生きているもの。
でも、それがすべてだと、自分の人生を歩けない。

頼るところは頼って、自分でできることは自分でやる。

あたりまえのような気がするけれど、なかなかどうしてそのバランスがむずかしいもので…。

やじろべえみたいに、依存に揺れたり、自立に揺れたりしながらも、そのバランスを取っていく先には「相互依存」「共生」「共同体感覚」がある。

YOUTUBE動画でお送りしている『心理学授業」の文字バージョンです。

『依存の時代について』

自分の足で立つまでに、心の葛藤があるもんで。

自分は力がない、パワーレスだと思い込んでいると、誰かにやってもらわなくてはいけない。だから誰かがやってくれないと腹が立つ…。じゃぁどうするか?

成長プロセスの一番始めの『依存の時代』

子どもから大人へという話だけではなく、心の成長プロセスです。

それではどうぞ。

心の成長プロセス『依存』について

春野:熟妻カウンセラーの心理学授業~

今日から成長のプロセスっていうことで、依存、自立、相互依存、共生とも言いますけれども、それに向けての成長プロセスについてのお話をしていきたいと思います。

3回に分けてお話しします。

今日は『依存』についてですね。

依存って聞くと、なんとなく私、嫌な気分になるのね。ふぁーこちゃんはどうかしら?

ふぁーこ:私もあんまりいいイメージじゃない。

春野:なんかか自分じゃ何もできないみたいな感じがして、私はなんとなく嫌な気分になるけど、これはたぶん私がすごく自立している人だから。

ちょっと依存という言葉に嫌悪感があるのは、そういうことだと私は思ってる。

それはそれで、今は自立の立場にいるってことを認識できていいかなって思うんだけども。

だから、依存って聞くと何が嫌なのかなって思ったら、自分で思うようにならない。『依存の時代』っていうのは、自分じゃ何もできないと思ってる。

だから、誰かにやってもらわなきゃいけないし、自分一人じゃ生きていけないと思っている状態の時を言います。

つらつらと心理学用語並べて、説明しようかなと思ったんだけれども、料理に例えて話をしてみようかなと思います。

ふぁーこちゃんがね、食べることが好きなので。食いつきがいいかなと思って、料理をちょっとテーマにして話していきたいと思います。

私たち食べないと生きていけないので、料理をして食べますね。

赤ちゃんを例えてみれば、赤ちゃんって完全なる依存の状態。

誰かにお世話してもらわないと、生きていけない状態なので、お世話されることも当たり前だし、料理を作ってもらうのも、食べ物を与えてもらうことも当たり前。

完全なる依存の状態。すごくいいじゃない。自分が作らなくてもご飯を食べられて楽ちん。

自分で決めなくてもいいし、何も考えなくてもいいから、いいんだけど、時々に不都合なことが起きてくるのね。

例えば自分の好みじゃないのが出てきた。
味付けが薄かったりする、濃かったりする。

そうすると「なんでこんなもん出すんだ」「もっとおいしいものだしてよ」って風に怒りがわいてくる。「何とかしてよ!だって私何もできないの。あなたがなんとかするべきでしょ?」って思う。

解決策を料理してくれる人に依存するしか頼むしかない。

自分がじゃあ一緒にやってみようかなってお手伝いする。料理をするときにお手伝いをする。

自分が主体的に料理をしてるわけじゃなくて、その誰かやってくれる人がいてお手伝いをしてるだけだから、自分のことのような気がしていない。

自分の出来事じゃない。常に誰かのせいで、好きなものが食べられないという風に思うようになって、イライラする。

そのうちネガティブな感情で、コントロールしようとして、怒ってみたり、
美味しいもの作ってお願い~私それじゃなきゃ食べられないんだからってお世辞を言ってみたり、
こうしてくれれば、美味しいもの作ってくれるかもしれない、私の思うとおりにしてくれるかもしれないと補償行為とか、犠牲をする。

もしくは、こんな私だから、美味しいものが食べられないんだ。私は役に立たないんだ。

という風に無価値感にはまって、自分が嫌いになったり、そういういろんな嫌な感情をフルに使って、もうどうしようどうしようって思って…

「もういい!!」ってなるわけ。

もういい、もう誰にもまかせない、もう信じない。私の思う通りにいかない…。

さてどうするか…。自分で料理を作ろうと思って自立する。

ここまでが依存の状態。

依存の時代。誰かに頼みたかったし、誰かにやってもらいたかったんだけれども、うまくいかなかった。まかせることができなかった。

『傷ついた女性性の時代』とか言ったりするらしいですね。

だから最初に依存があって、何かこう自分でできないもどかしさから、怒りをもって『自立』に向かうっていうプロセスを踏みます。

怒りで止まらないで、すーって自立に行く人もいるかもしれないけれども、大体ちょっとネガティブな依存の時代に戻りたくないっていうぐらいの怒りを持って自立すると言います。

ふぁーこ:個人的な感想ですけど、そのなんか、自分の思い通りにいかないことはもちろん、すごい悔しかったり、イライラしたり嫌な気持ちにはなるかもしれないけど、それだけ自分はこうしたいのとか、自我が芽生えて自分はこういうのが好きとか、味が濃いのが好きかもしれない、薄いのが好きかもしれない。

自分の好みとか自分っていうものが、芽生えるっていうのはすごくいいことですね。

春野:思春期とかね。自分でなんでもできるんだって気づくとき、反抗期みたいなのを経て、自立に向かうってことなので、自分が自分を知ることができるって言うこと。

だから依存の時代は必要だってこと。

依存から自立していくっていうところのお話をしました。

次回はね『自立になった私』が料理をどう解釈して、どう料理を料理していくかについてお話をしたいと思います。

はい、今日の成長プロセスについての授業はここまでにします。

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動画はこちらから↓

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明日は成長プロセスの『自立』についてです。

自分の思い通りにできるけれども、誰にも頼れない辛さ…それが『自立の時代の辛さ』。

頼ってしまったら、依存時代の心のモヤモヤイライラが…。だけど、自立の自立は孤独感が募るもの。

明日をお楽しみに~。

ひとりで何とかしなくちゃ。誰にも頼らない辛さ…成長プロセス『自立』【心理学】 大なり小なり、私たちは誰かに依存して生きているもの。 でも、それがすべてだと、自分の人生を歩けない。 頼るところは頼って...
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